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ファイバーゲート、C&Cサーバーとの通信をブロックする出口対策ネットワーク機器「Tosenbo」

既存ネットワークに追加設置するだけで使えるブリッジ装置

2023年4月26日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ファイバーゲートは2023年4月24日、マルウェア出口対策ネットワーク機器「Tosenbo」を発表した。既存の社内ネットワークに追加で設置するブリッジ装置であり、同ブリッジを通過する通信をインラインで検査し、C&C(司令塔)サーバーあてのものだった場合はブロックする。ブリッジであるため、ネットワークの設定を変更せずに導入可能である。出口対策の要素技術として、デジタルデータソリューション(DDS)の不正侵入遮断システムを活用している。

 ファイバーゲートの「Tosenbo」は、マルウェアの出口対策となるネットワーク機器である(図1)。既存の社内ネットワークに追加で設置するブリッジ装置であり、同ブリッジを通過する通信をインラインで検査し、C&C(司令塔)サーバーあてのものだった場合はブロックする。ブリッジであるため、ネットワークの設定を変更せずに導入可能である。ルーターやファイアウォールの手前などに配置して使う。

図1:マルウェアの出口対策としてC&Cサーバーとの通信をブロックするネットワーク機器「Tosenbo」の概要(出典:ファイバーゲート)
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 Tosenboは、C&Cサーバーとの通信をブロックするとともに、通信しようとしたことを企業の管理者に通知する。これにより、C&Cサーバーとの通信を発生させた不正なプログラムが社内で動いていることを知ることが可能である。なお、Tosenboが使うC&Cサーバーのリスト(データベース)は、国内のセキュリティベンダーから提供を受けている。毎日新しいデータに更新するとしている。

 背景として、マルウェアなどの不正プログラムは一般的に、メール添付ファイルやWebダウンロードなどを介してクライアントPCなどのエンドポイントに侵入する。これをエンドポイント上で実行することで、外部のC&Cサーバーとの通信が発生する。C&Cサーバーを介して、マルウェア本体のダウンロードや各種の指示、データのアップロードなどを行うため、C&Cサーバーとの通信をブロックする“出口対策”が有効である。

 なお、Tosenboは、出口対策の要素技術として、デジタルデータソリューション(DDS)が提供している不正侵入遮断システムを活用している。

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C&Cサーバー / 出口対策

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