KUIXは2023年5月31日、業務データ収集・加工ツール「SMART DATA COLLECTOR for DB」(スマコレ for DB)を発表した。同年5月から提供している。社内の複数システムに散在している業務データを集約・統合可能である。主な機能として、各種データソースとの接続、SQLを用いたデータの加工、Excel Pivotテーブルへの読み込み、スケジュールに応じたデータ連携などが可能である。
KUIXの「SMART DATA COLLECTOR for DB」(スマコレ for DB)は、社内の複数システムに散在している業務データを収集して加工するツールである(図1)。主な機能として、(1)各種データソースとの接続、(2)SQLを用いたデータの加工、(3)Excel Pivotテーブルへの読み込み、(4)スケジュールに応じたデータ連携─などが可能である。
(1)各種データソースにコネクタを介して接続する。接続先(データベース管理システムやクラウドサービスなど)の情報を設定するだけで使える。システムだけでなく、Excelデータも取り込める。取得したデータは、外部のDWH(データウェアハウス)に格納して集約・統合したり、スマコレ for DBが用意しているAPIを介して外部に公開したり、Excelに出力したりできる。
接続可能なシステム/データベース(2023年5月時点)は、図2の通り。これ以外のシステムやデータベースについても、ユーザーからのリクエストを基に開発する。
(2)SQLでデータを加工可能である。扱いやすい形に加工したデータセットをView(ビュー)として保存し、異なるシステムやExcelに連携させられる。
(3)取得・加工したデータをExcelのPivotテーブルに読み込んで活用可能である。すぐに分析へとつなげられる。
(4)スケジュールに応じたデータ連携が可能である。テーブルのマッピングなどを事前に定義しておけば、別のシステムやDWHに対し、スケジュールに応じてデータを自動で連携する。スケジュールは、月次から分単位まで細かく指定可能であり、更新頻度が高いデータでもほぼリアルタイムに連携させられる。