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情報共有やファイルの受け渡しにLINE WORKSを活用、教職員の新しい働き方を実践─千葉県の夷隅小学校

2023年8月3日(木)IT Leaders編集部

千葉県いすみ市立夷隅小学校は、教職員間のコミュニケーションツールとして、ワークスモバイルジャパンの法人向けチャットツール「LINE WORKS」を導入した。掲示板のコメント欄の活用により、会議時間が短くなり、離れた場所にいる教職員ともタイムリーに伝達できるようになった。教職員の在校時間の減少にもつながっている。ワークスモバイルジャパンが2023年8月2日に発表した。

 千葉県いすみ市立夷隅小学校は、職員間のコミュニケーションツールとして、法人向けチャットツール「LINE WORKS」を導入した。掲示板のコメント欄の活用により、会議時間が短くなり、離れた場所にいる教職員ともタイムリーに伝達できるようになった。教職員の全体的な業務時間の減少にもつながっている(画面1)。

画面1:掲示板のコメント欄で情報を事前に共有できるようになった(左)、遠隔地の写真データをリアルタイムに受信できるようになった(中央)、IT支援員と外部トークを使ってやりとりできるようになった(右)(出典:ワークスモバイルジャパン)

 同校は従来、職員会議において口頭での伝達が多く、伝え漏れのリスクが常に生じていた。また、会議が時間内に終わらず、教職員の在校時間が長引いてしまっていたという。これらを解決し、より確実かつ迅速に意思疎通が図れるコミュニケーションツールとして、ワークスモバイルジャパンのLINE WORKSを導入した。主な導入効果として以下を挙げている。

(1)事前に共有事項を投稿し、会議時間を最大15分短縮
 職員会議の運用を変更した。LINE WORKSの職員会議用の掲示板を用意し、教職員は連絡事項を事前にコメント欄に投稿する。これにより、会議当日は、補足説明のみで済み、所定の時間内で終わるようになった。テキストとして記録することで、振り返りもしやすくなり、伝え漏れのリスクも減った。

(2)グループトークで、迅速な情報共有と現場の危機管理が可能に
 同校では、校外学習先の様子を学校のホームページに掲載している。従来は、引率の教職員がデジタルカメラで撮影後、学校に戻ってから、ホームページ更新担当の教職員に写真データを渡していた。校外学習の場所によっては、データを受け取るまでに一日中教職員が待機する場合もあったという。LINE WORKSの導入後は、校外学習用のグループトークを使ってタイムリーにデータを共有し、速やかにホームページを更新できるようになり、待機時間がほぼなくなった。また、グループトークは、現地での紛失物や怪我などの情報共有手段としても機能し、危機管理ツールとしての役割もはたしている。

(3)外部トークでIT支援員との連携を強化
 同校では、タブレットを用いたIT教育を受ける児童へのサポートや、教職員への研修のため、月に1回IT支援員が来校している。IT支援員のLINE WORKSアカウントと教職員のLINE WORKSアカウントを外部トークで連携することで、来校日以外の日でも連絡が取れ、授業中に発生した端末トラブルはトークルーム上ですぐに相談・解決できるようになった。学習内容に関わる相談も気軽にできるようになった。

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