第一生命保険(本社:東京都千代田区)は、会計業務システムをSAP ERPからSAP S/4HANAに移行し、2023年5月に稼働開始した。SAP ERPからS/4HANAへの移行は国内保険業界では初としている。第一生命、第一生命情報システム、アビームコンサルティング、SAPジャパンが2023年8月7日に発表した。
第一生命保険は本社の会計業務システムを、「SAP ERP」から「SAP S/4HANA」(画面1)に移行し、2023年5月に稼働開始した。会計システムをクラウドに統合して会計プロセスを簡素化・集約化した。また、ペーパーレス化を図って業務を効率化し、テレワークを推進している。今後は、全国の支社92拠点、営業オフィス1153拠点(2023年4月1日現在)の支社会計業務への展開も見据えている。
画面1:「SAP S/4HANA」の画面例(出典:独SAP)拡大画像表示
第一生命はこれまで、メインフレーム上のシステムと、2006年2月に導入したオンプレミス型の会計システム「SAP ERP」を併用していた。メインフレームと、SAP ERPとで行う事務が分かれており、複雑で非効率なシステム構成だったという。また、業務プロセスも紙ベースでの業務が中心で働き方に制限が加わり、印鑑による決裁証跡など従業員の出社が必要な業務が残っていた。
今回、会計業務を見直すと共に、オンプレミスのSAP ERPをクラウドのS/4HANAに移行した。メインフレームシステムとSAP S/4HANAとの連携機能の開発やサーバーの移行を第一生命情報システムが担った。
また、会計業務の刷新に際してアビームコンサルティングが現行システムを調査し、変革ポイントを明確にしたうえでプロジェクト全体計画を策定し、会計業務プロセスとシステムの要件定義、設計・導入まで総合的に支援した。
第一生命保険 / S/4HANA / クラウド移行 / レガシーマイグレーション / SAP ERP / アビームコンサルティング / 保険 / 金融 / 会計 / SAP / SAP2027年問題 / ペーパーレス
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