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COBOL開発環境「Micro Focus Visual COBOL 9.0J」、JavaとCOBOLの相互運用性を向上
2023年9月4日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
マイクロフォーカスは2023年9月4日、COBOL開発環境の新版「Micro Focus Visual COBOL 9.0J」および「Micro Focus Enterprise 9.0J」を販売開始した。同年9月19日から出荷する。開発環境には、開発用の実行環境(ライブラリなど)が含まれている。本番実行時には、実行環境の「Micro Focus COBOL Server」が別途必要になる。
マイクロフォーカスの「Micro Focus Visual COBOL」は、COBOL言語の開発環境である。PC(Windows、Linux)、各種UNIX、メインフレーム(Linux)環境で動作する。Java環境や.NET環境でCOBOLを利用できるようにし、COBOLで開発したレガシーシステムを現行のシステム基盤に移行するマイグレーション用途に適する。
図1:COBOL開発環境の新版で、JavaとCOBOLの相互運用性を向上させた(出典:マイクロフォーカス)拡大画像表示
新版の9.0Jでは、JavaとCOBOLの相互運用性を向上させた。COBOLプログラムからJavaメソッドを呼び出したり、Javaメソッド内からCOBOLプログラムを呼び出したりする使い方が可能になった(図1)。
上位版の「Micro Focus Enterprise Developer」は、標準版の機能に加えて、IBMメインフレーム上のCOBOLおよびPL/Iアプリケーションをリホストする機能を備える。アプリケーションに変更を加えることなくハードウェアのみを移行できる。上位版の新版では単体テスト機能などを強化している(図2)。
図2:COBOL開発環境の上位版で、単体テストを強化した(出典:マイクロフォーカス)拡大画像表示
なお、開発環境には、開発用の実行環境(ライブラリなど)が含まれている。本番実行時には、実行環境の「Micro Focus COBOL Server」が別途必要になる。
価格(税別)は、標準版「Micro Focus Visual COBOL 9.0J」の場合、Windows版が1指名ユーザーあたり66万円、2年度以降の保守料は年額13万2000円。それ以外の環境(Linux、Solaris、AIX、メインフレーム上のRed Hat/SUSE Linux)は、1指名ユーザーあたり75万円、2年度以降の保守料は年額15万円。
COBOL / Micro Focus / Java / レガシーマイグレーション / Linux / UNIX / Windows
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