富士ソフトは2023年9月28日、SIサービス「Amazon Bedrock 導入ソリューション」を提供開始した。AWSの生成AIプラットフォーム「Amazon Bedrock」の導入と活用を支援する。まずは「導入サービス」と「教育サービス」を提供し、導入から使い方の習得までを支援する。費用は個別見積もり。今後、検索エンジンと組み合わせた使い方の指南など、サービスの拡充を図る。
富士ソフトの「Amazon Bedrock 導入ソリューション」は、Amazon Web Services(AWS)が2023年9月28日に一般提供を開始した生成AIプラットフォーム「Amazon Bedrock」を対象に、導入と活用を支援するSIサービスである(図1)。
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Bedrockでは、AWSやAIベンダーが提供する生成AIの基盤モデル群をAPI経由で利用可能にしてマネージド型で提供する。富士ソフトは、同年7月からBedrockの事前検証に取り組み、効果的な活用方法を検討してきた。
まずは「導入サービス」(検証用にユーザー専用の生成AI利用環境を構築)と、「教育サービス」(プロンプトエンジニアリングなど、生成AI特有の使用方法の習得を支援)を提供する。導入から使い方の習得までを支援する。今後、検索エンジンと組み合わせた使い方など、サービスの拡充を図る。
導入サービスでは、以下のような基盤モデルの利用環境を構築する。
- Amazon Titan(テキスト処理)
- Anthropic Claude 2(テキスト処理)
- Stable Diffusion(画像処理)
- Jurassic-2(テキスト処理)
- Cohere(テキスト処理および数値変換)
関連するAWSの各サービスについても利用環境を構築する。
- Amazon Kendra(応答の正確性を高める検索エンジン)
- Amazon S3 Bucket(追加学習データ保存用)
- UI環境