サイバートラストは2024年2月26日、CentOSからAlmaLinuxへの移行を支援する「CentOS 移行支援サービス」を発表した。デージーネットとの協業によって提供する。デージーネットはシステムの移行支援、サイバートラストは移行後のOSに関する技術サポートを担う。
サイバートラストの「CentOS 移行支援サービス」は、CentOSから「AlmaLinux」(画面1)への移行を支援するサービスである。デージーネットとの協業で、同社はシステムの移行支援、サイバートラストは移行後のOSに関する技術サポートを担う。
画面1:「AlmaLinux」のGUI画面(出典:米AlmaLinux OS Foundation)拡大画像表示
移行にあたってはまず、現行システムの概要調査、各種システムの分析、ユーザーへのヒアリング、システム全体の課題の洗い出しなどを実施。現行システムとOSバージョンの差異がある場合でも従来と同様にシステムを利用できるように、CentOSからAlmaLinuxへの移行作業を支援する。
移行後は、AlmaLinuxのパッケージアップデートやセキュリティパッチ、日本語による技術サポートを提供。最長16年間の長期にわたってLinuxシステム環境を使い続けられるようにサポートする。
CentOSのサポートが終了し、後継OSへの移行が必要になっていることから移行支援サービスを提供する。最終バージョンのCentOS 8はコミュニティによるメンテナンス更新が終了しており、CentOS 7についても2024年6月30日にサポートが終了する。以降は、重大な脆弱性が発見されてもコミュニティから修正パッケージは提供されない。
サイバートラストは、CentOSと同じRed Hat Enterprise Linux(RHEL)互換OSである「MIRACLE LINUX」の開発と提供、「CentOS 延長サポート」の提供などを行ってきた。2023年5月からは、CentOSの後継OSとしてAlmaLinuxの共同開発に参加している(関連記事:サイバートラスト、RHEL互換OS「AlmaLinux」のサポートを開始、AlmaLinuxの開発にも参加)。
移行先となるAlmaLinuxは、オープンソースのコミュニティが主導し、中立かつ継続的な開発を標榜している。2023年7月にデージーネットが行った「今後利用したいLinuxOSについてアンケート調査」では26%と最も多かったという。
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