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クラウド型ワークフロー新版「Questetra BPM Suite 16.0」、生成AI「Gemini」と連携

問い合わせメールへの回答を自動生成可能に

2024年4月15日(月)IT Leaders編集部

クエステトラは2024年4月15日、クラウド型ワークフローシステム「Questetra BPM Suite」の新版「16.0」をリリースした。新版では、生成AI「Google Gemini」と通信する処理を業務プロセスの工程として配置できるようにした。例えば、問い合わせに対応するワークフローにおいて「着信した問い合わせメールへの回答文案を自動生成する機能」を組み込める。

 クエステトラの「Questetra BPM Suite」は、クラウド(SaaS)型のワークフローシステムである。ワークフローの標準記法であるBPMN 2.0を用いて、ノンプログラミングでワークフローを作図/定義して実行可能である(関連記事クエステトラ、クラウド型ワークフロー新版「Questetra BPM Suite 14.1」、Box文書への署名を自動で依頼)。

 人が介在するワークフローだけでなく、指定時刻に処理を実行するといった、特定の業務処理をシステム側だけで自動実行するワークフローを構築できる。入力フォームへのデータ入力、特定メールアドレスへの着信、REST APIへのリクエスト受信、といったイベントをトリガーに、ワークフローの処理を実行する。「稟議承認フロー」「文書翻訳フロー」「品質チェックプロセス」「請求書発行プロセス」など、各種の業務に合わせたテンプレートを、サンプルとしてあらかじめ用意している。

図1:クラウド型ワークフロー「Questetra BPM Suite」において、生成AI「Google Gemini」と通信する工程を組み込めるようにした(出典:クエステトラ)
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 新版の16.0では、生成AI「Google Gemini」と通信する処理を、業務プロセスの工程として配置できるようにした。例えば、問い合わせに対応するワークフローにおいて「着信した問い合わせメールへの回答文案を自動生成する機能」を組み込める。2023年にはChatGPTと連携する機能を追加済みで、今回、連携可能な生成AIを拡充した(図1)。

 このほかの改良点として、ワークフロー工程の1つとして、CMS(コンテンツ管理システム)のWordPressにコンテンツを追加できるようにした。業務案件が同工程に到達すると、コンテンツのタイトル、本文、カテゴリなどをAPI経由で投稿する。例えば、マニュアル作成ワークフローで、マニュアルの内容が承認されると、WordPressに下書きを生成する、といった仕組みを構築できる。

 商品在庫などの情報をリスト化してステータスを管理・共有できるクラウドサービス「Microsoft Lists」との連携機能も追加した。検索フィルタで抽出したリストアイテムから指定列の値を取得できるようになった。例えば、選択肢を作成する工程において、Microsoft Listsにある「取引先マスター」を選択肢として利用可能である。

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クエステトラ / ワークフロー / Questetra BPM Suite / Gemini / 生成AI / Google

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