ジェーシービー(JCB、本社:東京都港区)は2024年6月12日、現在メインフレームで稼働している基幹システムのデータをほぼリアルタイムに複製するデータ基盤をクラウドに構築すると発表した。アプリケーション開発環境も整備し、外部システムからデータを活用できるようにする。2023年12月まで同環境の検証を実施しており、2024年3月から要件定義に着手、2024年内の稼働を目指す。
ジェーシービー(JCB)は、現在メインフレームで稼働している基幹システムのデータをほぼリアルタイムに複製するデータ基盤をクラウドに構築する。アプリケーション開発環境も整備し、外部システムからデータを活用できるようにする。2023年12月まで同環境の検証を実施し、2024年3月から要件定義に着手、2024年内の稼働を目指す(図1)。
図1:JCBが構築している、基幹システムのデータをほぼリアルタイムに複製するデータ活用システムの概要(出典:ジェーシービー、TIS、日本IBM)拡大画像表示
TISと日本IBMが構築プロジェクトを支援する。特徴の1つは、バッチ型のデータ送信ではなく、基幹システムのデータが更新されたタイミングで、ほぼリアルタイムでコピーすること。また、データの書き込み(コマンド)と読み込み(クエリー)を分離するアーキテクチャにより、メインフレームなどにかかるデータ処理の負荷を抑えている。さらに、APIを整備し、周辺システムとの接続を容易にしている。
検証では、データレプリケーションツール「IBM InfoSphere Data Replication」を使って、メインフレームのデータベース「IBM Db2」のデータをほぼリアルタイムで抽出。これを、データを一時的に保持するメッセージキュー「Apache Kafka」を介して、非同期でオープン環境のデータベースに格納した。データ加工のストリーミング処理や、APIを介したデータアクセスなども実装した。
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