SmartHRは2024年6月18日、人事・労務管理クラウドサービス「SmartHR」の新オプション「採用管理」を発表した。同年6月25日から提供する。応募情報や選考結果を管理するだけでなく、採用が決定した候補者情報を従業員情報として登録可能である。採用活動から入社までの手続きを効率化する。
SmartHRが提供する「SmartHR」は、クラウド型の人事人材管理・労務管理サービスである。雇用契約や入社手続き、年末調整などの労務管理をシステム化・ペーパーレス化する。SmartHRに蓄積した従業員データを活用したタレントマネジメント機能(人事評価、従業員サーベイ、人材配置シミュレーション)も備える(関連記事:人事・労務管理クラウド「SmartHR」で行政手続書類の一括作成、電子申請の一括送信が可能に)。
今回、新たなオプション機能「採用管理」を追加した。同機能では、候補者情報と選考結果を一元管理可能である。候補者の選考状況を一覧で可視化し、次に取るべきアクション(候補者への連絡など)の抜け漏れを防ぐ。また、採用決定後は候補者情報を1クリックでSmartHRの基本機能に連携させ、その後の入社手続きへとデータを引き継ぐ。
採用管理機能は今後、タレントマネジメント機能と接続し、より戦略的な採用を支援する。まず、選考フローと面接評価を管理する機能を追加する。さらに、採用した候補者の経験・スキルなどの情報と、人員配置・従業員サーベイといったタレントマネジメントの運用で得たデータをかけあわせて採用の精度を向上させる。「欲しい人材の採用」と「採用後の長期的な活躍」を実現するとしている。
画面1は、採用管理機能において、候補者の氏名・応募求人・選考結果などの情報を一覧で確認している画面である。特徴の1つは、登録した候補者ごとに、メモを残せること。メモにより、選考の進捗を記録可能である。
画面1:採用管理機能の画面。候補者の氏名・応募求人・選考結果などの情報を一覧で確認している(出典:SmartHR)拡大画像表示
個々の候補者情報を管理・表示する画面では、履歴書や職務経歴書を添付して一元管理可能である(画面2)。
画面2:採用管理機能において、個々の候補者情報を管理する画面(出典:SmartHR)拡大画像表示
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