SmartHRは2023年10月16日、人事・労務管理クラウドサービス「SmartHR」の新機能「届出書類」をリリースした。行政手続書類の一括作成、電子申請の一括送信が行える機能である。SmartHRユーザーが利用可能なアプリストア「SmartHR Plus β版」から無料オプションとしてダウンロードできる。
SmartHRが提供する「SmartHR」は、クラウド型の人事人材管理・労務管理サービスである。雇用契約や入社手続き、年末調整などの労務管理をシステム化・ペーパーレス化する。SmartHRに蓄積した従業員データを活用したタレントマネジメント機能(人事評価、従業員サーベイ、人材配置シミュレーション)も備える(関連記事:人事/労務管理クラウド「SmartHR」に人員配置のシミュレーション機能を追加)。
今回、行政手続書類の一括作成、電子申請の一括送信を可能にする新機能「届出書類」をリリースした(画面1)。
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複数人分の書類をSmartHR上でまとめて作成し、電子申請が行える(画面2)。
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書類の作成・申請対象となる従業員を入社日で絞り込んだり、CSV(カンマ区切り形式)データを取り込んで社員番号を一括指定したりできる(画面3)。
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加入中の健康保険組合がマイナポータルと連携している場合は、健康保険の書類提出をマイナポータル経由で申請可能である。
「労務業務において、従業員一人ひとりの行政手続書類の作成・申請が負荷になりやすい」(同社)ことから新機能を提供する。SmartHRの基本機能「手続き・電子申請」においても、行政手続きに関する書類は従業員1人分ずつ作成し、電子申請する必要があった。