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「i-FILTER」のフィルタリング対象カテゴリに「生成AIサービス」を追加、一括制御が可能─デジタルアーツ
2024年12月17日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
デジタルアーツは2024年12月17日、URLフィルタリングソフトウェア「i-FILTER」のフィルタリングカテゴリに「生成AIサービス」を追加した。個々の生成AIサービスへのアクセスをブロックまたは許可でき、「ChatGPTへのファイルのアップロードをブロックする」といった制御が行える。
デジタルアーツの「i-FILTER」は、Webプロキシサーバーとして動作するURLフィルタリングソフトウェアである。業務と関係のない、もしくはセキュリティ上危険なWebサイトへのアクセスを防ぐ。オンプレミス版とクラウド版の「i-FILTER@Cloud」を提供している。
2023年8月に、ChatGPTなどの生成AIサービスを安全に利用するためのセキュリティ機能「AIチャットフィルター」を追加した。生成AIサービスに対して、「いつ、だれが、どんなメッセージを送信したか」をログとして残すほか、機密情報にあたる特定の単語を含んだメッセージの送信をブロックして、情報漏洩リスクを低減する(関連記事:URLフィルタリング「i-FILTER」、ChatGPTなどAIチャット向けのセキュリティ機能を追加)。
今回、URLフィルタリングの対象カテゴリ自体に「生成AIサービス」を追加し、個々の生成AIサービスへのアクセスをブロックまたは許可できるようになった。例えば、「ChatGPTへのファイルアップロードをブロックする」といった制御が可能である(画面1)。
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基本のポリシーとして「生成AIサービス」のカテゴリを一括でブロックしつつ、既存の「Webサービス制御」機能を用いて特定の生成AIサービスの使用を上書きで許可するような設定にも対応する。「任意のグループやユーザーごとにアクセスを制御」「就業時間など指定の時間帯に限ってアクセスを許可」といった制御も行える。