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静岡銀行、グループ全社のOA基盤をゼロトラスト/SASEで刷新、2026年3月に運用開始へ

2025年2月19日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

静岡銀行(本店:静岡県静岡市)は2025年2月19日、しずおかフィナンシャルグループ傘下14社の約7000人が利用する「共通オフィスオートメーション(OA)基盤」の構築を開始したと発表した。NECの支援の下、SASEサービスを導入し、グループ内で共通的なゼロトラスト型認証セキュリティ基盤を実装する。2026年3月の運用開始を予定する。

 静岡銀行は、しずおかフィナンシャルグループ傘下14社の約7000人が利用する「共通オフィスオートメーション(OA)基盤」の構築を開始した。グループ各社のネットワークを統合し、一貫したセキュリティ対策を実施する。2026年3月に運用開始する予定である(図1)。

図1:静岡銀行が2026年3月に稼動させる「共通オフィスオートメーション(OA)基盤」の概要(出典:静岡銀行)
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 これまでグループ各社が個別のOA環境を利用しており、セキュリティについても各社ごとに対策をとっていた。グループ共通OA基盤では、SASE(Secure Access Service Edge)サービスを導入し、グループ内で共通的なゼロトラスト型の認証セキュリティを実装する。

 静岡銀行によると、現在のネットワーク環境では、グループ会社から社内WANネットワークを経由し、共通のゲートウェイを経由して外部ネットワークにアクセスしており、社内WANネットワークの回線が逼迫していたという。ゼロトラスト/SASEの導入後は、グループ各社の全デバイスが共通のSASEクラウド基盤を経由して直接インターネットに接続する。

 同行の共通OA基盤の構築を、NECが金融機関向けSIサービス「金融機関向けモダナイゼーションプログラム」の下で支援している。同サービスは、銀行、証券、保険などの金融機関において、アプリケーションや通信プロトコル、データ、開発手法などのモダナイゼーションを提供する(関連記事NEC、金融機関向けITシステムモダナイゼーションのSIを提供)。

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