[新製品・サービス]
シスコ、AMD Pensando DPU搭載スイッチ「Cisco N9300」を発表、セキュリティ機能をDPUにオフロード
2025年2月20日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三
米シスコシステムズは2025年2月11日、スイッチ新製品「Cisco N9300 Series Smart Switches」を発表した。2025年春から出荷を開始する。米AMDが買収した米Pensando SystemsのDPU(データ処理ユニット)を搭載し、上位層のパケット処理をCPUからDPUへとオフロードして高速に実行する。パケット処理の内容はP4言語で記述し、書き換えが可能である。
米シスコシステムズ(Cisco Systems)の「Cisco N9300 Series Smart Switches」(写真1)は、米AMDが買収した米Pensando SystemsのDPU(データ処理ユニット)を搭載したスマートスイッチである。ASIC(特定用途向けIC)はシスコ製の「Silicon One E100」で、OSはCisco Nexusシリーズの「Cisco NX-OS」である。
写真1:「Cisco N9300 Series Smart Switches」の外観。写真は24個の100GbEポートを搭載したモデル「N9324C-SE1U」(出典:米シスコシステムズ)拡大画像表示
DPUを搭載したことで、ステートフルなアプリケーション処理を考慮したアクセス制御やデータ暗号化、DDoS防御など、主にセキュリティを目的とした上位層のパケット処理をCPUからDPUへとオフロードして高速に実行する。パケット処理の内容は、P4(Programming Protocol-independent Packet Processors)言語で記述し、書き換えが可能である。
AI需要の拡大などで、データセンターの構築・管理が複雑化していることからスマートスイッチを投入する。シスコは、「N9300スイッチの特徴である自社製ASICによるスイッチ処理性能の確保と、AMD DPUによるセキュリティ機能のオフロードにより、ハードウェアを追加することなく、事業ニーズの変化に対して柔軟にサービスを拡張できる」と説明している。
N9300シリーズは、搭載ポート数の異なる2モデルを用意する。24個の100GbE(ギガビットEthernet)ポート搭載の「Cisco Smart Switch N9324C-SE1U」は2025年春に出荷する。48個の25GbEポート、2個の100GbEポート、6個の400GbEポート搭載のToR(トップオブラック)モデル「Cisco Smart Switch N9348Y2C6D-SE1U」は2025年夏に出荷する。
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