Jiteraは2025年2月21日、Webアプリケーション開発ツール「Jitera」に「セルフホスト(オンプレミス)機能」を追加したと発表した。ユーザーが用意するITインフラ(AWS/Azureおよびオンプレミス)でJiteraを運用できる。インターネット接続に制限のある環境においても開発作業を進められる。
Jitera(ジテラ)の「Jitera」は、Webアプリケーションの設計書やソースコードをAIで自動生成するクラウド型開発ツールである。GUIエディタと生成AI/LLMを利用し、フロントエンドからバックエンドまで幅広い要素のコードを生成する(画面1、関連記事:Webアプリの設計書やコードをAIで自動生成する開発ツール「Jitera」)。
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要件定義を入力すると、データベース、業務ロジック、APIを自動作成する。AIによる設計が求める仕様と異なる場合は手動で修正できる。自動生成可能なソースコードは、バックエンドがPHP Laravel、Node.js、Ruby on Railsなど、フロントエンドがReact.js、React Native、Next.jsなど。GitHubからインポートしたソースコード一式からシステム設計書を生成することも可能である。
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今回、ユーザー数30人以上のエンタープライズプランに、「セルフホスト(オンプレミス)機能」を追加した。ユーザーが用意するITインフラ(AWS/Azureおよびオンプレミス)でJiteraを運用できる(図1)。
セキュリティポリシーなどからインターネット接続に制限のある環境においても、Jiteraに備わる生成AI機能を活用しながら開発作業を進められる。大規模言語モデル(LLM)は、ローカルで動作する任意のLLM(オープンソースや自社開発などのモデル)を利用可能である。