[技術解説]

AIが社員の「バディ」となって協働し、価値を創出する─アクセンチュアが説くこれからの組織

AIの的確な判断の要は、データ統合基盤と「組織のデジタルツイン」

2025年3月31日(月)神 幸葉(IT Leaders編集部)

AIを駆使した「AIX=AIトランスフォーメーション)を推進する動きが広がっている。成功に向けて企業・組織はどう取り組むべきか。2025年2月27日開催の「IT Leaders Tech Strategy LIVE 事業成長のカギは[情シスの開発力]、生成AI時代のシステム開発」に、アクセンチュアの執行役員で、顧客企業が取り組むAIXの戦略・施策支援に携わる山根圭輔氏が登壇。AIXの推進には「DDX=デリバリープロセスのデジタルトランスフォーメーション)が不可欠だとして、組織に求められるスタンスや実践について解説した。

“DDX”から“AIX”へ─アクセンチュアの技術基盤コンセプト

写真1:アクセンチュア 執行役員 テクノロジーコンサルティング本部 チーフテクノロジーアーキテクト インテリジェントソフトウェアエンジニアリングサービス日本統括の山根圭輔氏

 2022年秋のChatGPTの登場以来、生成AIがもたらすビジネスインパクトが語られ続けている。アクセンチュアの山根圭輔氏(写真1)は、「企業・組織がそうした最新のAIを活用して変革を目指すAIX=AIトランスフォーメーションの取り組みが世界的に広がっている」と指摘。そして、組織がAIXを推進するためにはまず、「DDX=デリバリープロセスのデジタルトランスフォーメーション)が重要だ」と語った。

 アクセンチュアは、組織がキャッチアップすべき技術トレンドを「Technology Vision」というレポートで毎年紹介している。同レポートの2019年版において掲げた「Human+Worker(ヒューマンプラスワーカー)」というキーワードがある。これは、オフィスワーカーが新興・先進技術によって新しい価値を獲得するさまを予測したものだ。

 山根氏は、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の登場は、この6年前の予測を超えるものだとし、注目度が急激に増しているAIエージェントについて言及した。同氏によれば、AIエージェントは今や人間性を獲得するレベルまで来ていて、「人間の良きバディ(仲間、相棒)となる時代を迎えている」と話した。

●Next:DDX推進のために、全社的なデータ統合・活用基盤を

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