[新製品・サービス]
クライアント管理ツール新版「MCore 7.8SP2」、許可したソフトウェアをクラウドストレージから配布可能に
2025年3月19日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
住友電工情報システムは2025年3月19日、クライアント管理ソフトウェア新版「MCore Ver.7.8SP2」を提供開始した。IT資産管理やセキュリティなどの機能群を網羅した製品である。新版では、主に社外PCへのソフトウェア配布元としてクラウドストレージを選べるようにした。また、SharePoint Onlineへのファイルアップロードのログを取得できるようにした。
住友電工情報システムの「MCore(エムコア)」は、IT資産管理やセキュリティ対策などの機能群を備えたクライアント管理ソフトウェアである。管理対象のPC(Windows、Mac)にエージェントソフトウェアをインストールして運用する(関連記事:住友電工情報システム、クライアント管理ツール新版「MCore Ver.7.7」、勤務関連ログを当日中に収集)。
インベントリ管理(PCのハードウェア/ソフトウェア情報の管理)とソフトウェア配付/インストール管理を中核に、パッチ管理、ソフトウェアライセンス管理、操作ログ管理、デバイス管理、IPアドレス管理、検疫ネットワークなど、クライアント管理に必要な機能を網羅している。

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新版のMCore Ver.7.8SP2では、管理者が許可したソフトウェアをエンドユーザーが操作してインストールする「ソフトウェアライブラリ機能」において、配布元としてクラウドストレージ(OneDriveまたはGoogleドライブ)を選べるようになった(図1)。
在宅勤務などで社外からアクセスするPCでも、VPNなどで社内に接続することなく、クラウドストレージから直接ファイルをダウンロードできる。社内のPCには従来の配布方法を優先し、社外のPCにはクラウドストレージからの配布を優先するなど、環境に応じた設定が可能である。
ほかには、ファイルのアップロード操作をログとして記録する機能を強化している。クラウドストレージへのアップロードに加えて、SharePoint Onlineへのアップロードでもログを取得できるようになった。