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住友電工情報システム、クライアント管理「MCore」新版、勤務関連ログを当日中に収集

2023年4月24日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

住友電工情報システムは2023年4月19日、クライアント管理ソフトウェア新版「MCore(エムコア) Ver.7.7」を提供開始した。MCoreは、IT資産管理やセキュリティ対策などの機能群を網羅したクライアント管理ソフトウェアである。新版では、「操作ログ管理機能」を強化し、当日分の操作ログを収集できるようにしたほか、ログ管理サーバーが複数台あったときにサーバー間のデータ量を均一化できるようにした。

 住友電工情報システムの「MCore」は、IT資産管理やセキュリティ対策などの機能群を網羅したクライアント管理ソフトウェアである(関連記事住友電工情報システム、クライアント管理ソフト「MCore Ver.7.5」、社内と社外でポリシーを切り替え可能に)。管理対象のPC(各種Windows、Mac)にエージェントソフトウェアをインストールして運用する。

 インベントリ管理(PCのハードウェアやソフトウェア情報の管理)とソフトウェア配付(PCへのソフトウェアの配付とインストール)を中核に、パッチ管理、ソフトウェアのライセンス管理、操作ログ管理、デバイス管理、IPアドレス管理、検疫ネットワークなど、クライアント管理に必要な機能を一通り備えている。

図1:操作ログ管理機能の概要(出典:住友電工情報システム)
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 今回の新バージョン「MCore Ver.7.7」では、「操作ログ管理機能」を強化した(図1)。(1)勤務状況に関する操作ログを当日中に収集可能になった。また、(2)ログ管理サーバーを複数台運用している場合うに、個々のサーバーのデータ量を均一化する機能を付けた。また、(3)複数台のログ管理サーバーを一元管理するWeb画面を追加した。

 (1)操作ログの送信周期と取り込み周期を、操作ログの種類別に個別に設定する機能を追加した(図2)。これにより、「勤務に関連する操作ログ」と「その他の操作ログ」に対して、送信設定を別個に運用できるようになった。例えば「勤務に関連する操作ログ」を先行送信する設定にすることで、当日分の勤務状態を把握できるようになった。これに対して従来は、1日単位でまとめて送信するやり方しか選べなかった。

図2:「勤務に関連する操作ログ」を先行送信する設定にすることで、当日分の勤務状態を把握できるようになった(出典:住友電工情報システム)
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 (2)ログ管理サーバーを複数台利用する大規模ユーザーに向けて、操作ログのデータ量をサーバー間で均一化する機能を追加した(図3)。個々のサーバーのデータ量を確認して平準化する作業が不要になった。なお、以前から、MCoreサーバーのWeb画面で1回検索するだけで、複数のログ管理サーバーを横断検索可能である。

図3:複数台のログ管理サーバーを運用している際に、各サーバーのデータ量を自動で均一化するようにした(出典:住友電工情報システム)
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 (3)各ログ管理サーバーの状態を一元管理する機能をMCoreサーバーのWeb画面に追加した(図4)。従来は、各ログ管理サーバーの稼働状況は、個々のログ管理サーバーにログインして確認する必要があった。これを改めた。また、不要な操作ログの収集を抑制するログフィルタ機能を、Web画面からより細かく設定できるようにした。

図4:ログ管理サーバーの稼働状況をWeb画面で一元管理できるようにした。また、不要な操作ログの収集を抑制するログフィルタ機能を、Web画面からより細かく設定できるようにした(出典:住友電工情報システム)
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