住友電工情報システムは2023年4月19日、クライアント管理ソフトウェア新版「MCore Ver.7.7」を提供開始した。IT資産管理やセキュリティなどの機能群を網羅した製品で、新版では、操作ログ管理機能で当日分の操作ログを収集できるようにしたほか、ログ管理サーバーが複数台のときにサーバー間のデータ量を均一化できるようにした。
住友電工情報システムの「MCore(エムコア)」は、IT資産管理やセキュリティ対策などの機能群を備えたクライアント管理ソフトウェアである。管理対象のPC(各種Windows、Mac)にエージェントソフトウェアをインストールして運用する(関連記事:住友電工情報システム、クライアント管理ソフト「MCore Ver.7.5」、社内と社外でポリシーを切り替え可能に)。
インベントリ管理(PCのハードウェア/ソフトウェア情報の管理)とソフトウェア配付/インストール管理を中核に、パッチ管理、ソフトウェアライセンス管理、操作ログ管理、デバイス管理、IPアドレス管理、検疫ネットワークなど、クライアント管理に必要な機能を網羅している。
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新版のMCore Ver.7.7では、「操作ログ管理機能」を強化した。操作ログの送信周期と取り込み周期を、操作ログの種類別に個別に設定する機能を追加したことで、「勤務に関連する操作ログ」と「その他の操作ログ」に対して、送信設定を別個に運用できるようになった。例えば「勤務に関連する操作ログ」を先行送信する設定にして、当日分の勤務状態を把握できる。従来は、「1日単位でまとめて送信」しか選べなかった(図2)。
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また、ログ管理サーバーを複数台利用する大規模ユーザーに向けて、操作ログのデータ量をサーバー間で均一化する機能を追加。個々のサーバーのデータ量を確認して平準化する作業が不要になった。以前から、MCoreサーバーのWeb画面で1回検索するだけで複数のログ管理サーバーを横断検索可能である(図3)。
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ほかには、各ログ管理サーバーの状態を一元管理する機能をMCoreサーバーのWeb画面に追加した。従来は、各ログ管理サーバーの稼働状況は、個々のログ管理サーバーにログインして確認する必要があった。また、不要な操作ログの収集を抑制するログフィルタ機能を、Web画面からより細かく設定できるようにした(図4)。
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