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ミズノ、製品ライフサイクル管理システムを稼働開始、情報共有を強化して商品開発を高速化
2025年5月14日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
総合スポーツ用品メーカーのミズノ(本社:大阪府大阪市)は、Centric Softwareの製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェア「Centric PLM」を導入し、利用を開始した。商品開発から生産まで製品と素材の情報をデジタルで一元管理する。米Centric Softwareが2025年4月25日(米国現地時間)に発表した。
ミズノは、スポーツ用品、アパレル、シューズなどを製造・販売するグローバルメーカーである。現在、市場の変化を反映した製品を迅速に開発する体制を構築するため、デジタル技術の活用を推進している。取り組みの中で、社内外のプロジェクト関係者同士の情報共有が課題だったという。
今回、ビジネス状況の可視化、製品ライフサイクルの管理、製品情報のスムーズな伝達を可能にするため、Centric Softwareの製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェア「Centric PLM」を導入した。2024年6月に導入プロジェクトを開始し、2025年4月より利用している。
「PLMにより、商品企画、開発、生産、サプライチェーンに至るまでのプロセスをデジタルで一元的に管理する。部門や拠点を超えて情報の連携と共有が進むことで、商品の開発スピードが高まる」(ミズノ)
Centric PLMは、ファッション、アウトドア、フットウェア、プライベートラベル業界向けのPLMソフトである。企画、開発、調達、製造に至るまでの製品化プロセスをカバーする。米Centric Softwareは、「生産性が最大50%向上し、市場投入までの時間を60%短縮することを可能にする」とアピールしている。