ラクスは2025年7月1日、楽楽債権管理クラウドサービス「楽楽債権管理」を提供開始した。請求データと、銀行から取得した入金データを自動で照合して消込作業を完了させる。経理担当者がExcelや目視で行っていた手作業が要らなくなるとしている。料金(税別)は初期費用が10万円、運用費用が月額2万円から。
ラクスの「楽楽債権管理」は、消込作業を効率化する債権管理クラウドサービスである。請求データと銀行から取得した入金データを自動で照合して消込作業を完了させる。経理担当者がExcelや目視で行っていた手作業が要らなくなるとしている(図1)。

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顧客ごとに振込手数料などの誤差許容金額を設定でき、範囲内の差額であれば自動で消込処理が完了する。また、複数の請求に対する一括入金や1件の請求に対する分割入金なども画面上で対象の明細をクリックするだけで消し込める。各明細のステータス(未消込、一部消込、消込完了)を一覧表示して対応漏れを防ぐ。
消込後の仕訳作業も効率化する。完了した消込結果からCSV形式の仕訳データを自動で作成する。会計ソフトウェアへのデータ入力が容易になる。
料金(税別)は初期費用が10万円、運用費用が月額2万円から。なお、ラクスの調査によると、約6割の企業が入金照合・消込業務といった債権管理業務をExcelや目視などの手作業で行っている。同調査では、債券管理業務の課題として、「請求データと入金データを1件1件手作業で消込すること」が最多の回答だったという。