[インタビュー]
AI活用の分かれ目は「信頼」の構築―SASのCIOが説く、PoC脱却への実践的アプローチ
2025年10月23日(木)鈴木 恭子(ITジャーナリスト)
AIの業務活用が加速する今日、それを活用した意思決定が自社の市場競争力を左右する重要課題になりつつある。その取り組みをリードする立場にあるCIOは今後、どのような役割を担うべきか。データ分析やAI活用のためのプラットフォームを長年提供し、近年は量子AIの実用化にも注力する米SAS InstituteでCIOを務めるジェイ・アップチャーチ氏に、CIOに求められる戦略的リーダーシップや今後のAI戦略について聞いた。
約半世紀前に統計解析ソフトウェアの開発からスタートし、現在はAIやマシンラーニング(機械学習)を包含したデータ分析基盤の提供を行う米SAS Institute(日本法人:SAS Institute Japan)。かねてより「アナリティクスの民主化」を掲げ、専門知識を持たない一般のビジネスユーザーでも高度な分析を活用できる環境の構築を推進してきた。現在は「Decision Intelligence(意思決定インテリジェンス)」をコンセプトに、ビジネスを加速させるAIプラットフォームの提供に注力し、エージェンティックAIや量子AIといった先進技術の開発に取り組んでいる。
生成AIをはじめとするAI技術が急速にビジネス環境に浸透したことで、CIO(最高情報責任者)やIT責任者に求められる役割は大きく変化している。なぜならAIを活用した意思決定が企業競争力の中核となり、CIOはその実現をリードする立場にあるからだ。
今後CIOは企業の中でどのような役割を担うのか。2025年7月24日に東京で開催された「SAS Innovate On Tour 2025 Tokyo」の会場で、同社エグゼクティブバイスプレジデント兼CIOのジェイ・アップチャーチ(Jay Upchurch)氏(写真1)に、CIOに求められる戦略的リーダーシップと、今後のAI戦略について話を聞いた。
写真1:米SAS Institute エグゼクティブバイスプレジデント兼CIOのジェイ・アップチャーチ氏●Next:「PoCから先に進まない!」AI導入において最も重要な要素とは
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