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公立小浜病院、院内ネットワークを刷新、障害原因特定の時間が10分の1以下に

ネットワーク機器設定を一元管理して故障時の復旧を容易に

2026年8月21日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

杉田玄白記念公立小浜病院(福井県小浜市)は、電子カルテシステムの更新に合わせて院内ネットワークを刷新した。アライドテレシスのネットワーク機器を導入し、ネットワーク機器設定を一元管理して故障時の復旧を容易にしたほか、ネットワーク構成やトラフィック状況を可視化して障害原因を迅速に切り分け可能にしている。アライドテレシスが2026年8月20日に発表した。

 福井県小浜市の杉田玄白記念公立小浜病院は、同県嶺南・若狭地域の中核病院である。453床、21診療科を備え、救命救急センターのほか、災害拠点病院、へき地医療拠点病院、地域周産期母子医療センターの機能を兼ねる。約500台の電子カルテ端末が稼働し、各種医療情報機器や部門システムがネットワークにつながっている。

 従来のネットワークは、2014年に電子カルテシステムを導入したタイミングで構築したもので、老朽化によって故障や通信障害も発生していた。障害時には、現場でネットワーク管理者が機器や配線を確認しながら原因を切り分けていた。医療機器ベンダーが設置するリモート保守回線も部門ごとに分散していたという。

 今回、電子カルテシステムの更新を機に、院内ネットワークを刷新した。アライドテレシスのネットワーク機器を導入し、同社製品に備わるネットワーク機器設定(コンフィグ)を一元管理・配信する機能「AMF(Autonomous Management Framework)」を活用。故障時に代替機に設定を迅速に反映できるようにした(図1)。

図1:杉田玄白記念公立小浜病院が刷新した院内ネットワークの主な構成(出典:アライドテレシス)
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 ネットワークの監視に、同社のネットワーク監視ツール「Vista Manager EX」を利用する。有線・無線の構成やトラフィック状況を画面上で可視化し、障害箇所を特定しやすくなった。合わせて24時間365日の監視サービス「Net.Monitor」を導入し、ネットワークの異常や機器の状態を継続的に監視する体制を整えている。

 加えて、医療機器や部門システムの保守用リモート接続回線を集約する「リモートメンテナンスパック」も導入し、個別に敷設していた保守回線を段階的に集約していった。

 院内ネットワークを刷新した効果について、同病院 医療サービス課係長の宮田義明氏は「障害が発生しても、現場に向かう前に画面上で状況を確認し、ネットワーク起因かどうかを迅速に切り分けられるようになった。感覚的には、問題特定にかかる時間が以前の10分の1以下になった」と評価する。

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