アラクサラネットワークス(以下アラクサラ)、アルバネットワークス(以下アルバ)、PFU、ユニアデックスの4社は、各社製品とサービスの接続性に関する共同検証を実施し、多様なシーンでの相互接続性を保証した汎用ネットワーク構築のソリューションモデルを策定したことを10月9日付けで発表した。
アラクサラネットワークス(以下アラクサラ)、アルバネットワークス(以下アルバ)、PFU、ユニアデックスの4社が想定しているソリューションモデルのイメージは、企業内ネットワーク(執務室、会議室、大小規模拠点、自宅、ホテル)、文教ネットワーク(教室、講堂、研究室、事務室、キャンパス)、倉庫/工場、社員と来客、管理職と一般社員、講師と学生など多岐にわたるが、その際に各社が提供しているルーターやスイッチ、無線LAN、セキュリティシステム、検疫ネットワークシステム、認証システムといった技術や製品を組み合わせて構築できる。
4社によれば、従来、複数ベンダーの製品を組み合わせてネットワークインフラを構築する際には、各製品の機能や性能を熟知したうえで安定稼働のための相互接続性について確保する必要があり、高度にカスタマイズされたソリューション提供になってしまっていた。
今回それらをモデル化し、検証済みで親和性が保証されたソリューションモデルとして汎用的に提供が可能になったことから、ユーザーは単一のベンダーにとらわれず、幅広い選択肢の中から投資効果の高い戦略的なITインフラを短期間で構築できるようになるという。
各社が掲げるソリューションモデルの特徴と効果は、次のとおり。
1. 高信頼性と高速性
- 国内通信事業者および多くのグローバル企業が採用したインフラシステムの構築
- 国産システムを積極採用したことによる日本独自のニーズへの迅速な対応
- 増加傾向にあるデータ処理に対応するための専用チップ/独自アーキテクチャの採用
- 有線、無線を問わない高速アクセスの実現
2. テレワーク時代に向けたモビリティ環境と各種セキュリティの提供
- 屋内外を問わないシームレスなモビリティ環境
- ユーザー主体の新たなセキュリティモデルの採用
- 多様な認証方式のサポートでクライアント機器の機種を問わないセキュリティを確保
- 認証/検疫結果と連動したアクセス制御
3. グリーンITへの対応
- ケーブル配線や電力消費を大幅に軽減する次世代プラットフォームの提供
- 独自アーキテクチャと待機電力節約による消費電力の削減
- 機能集約化よる機器台数の削減
- グリーンITを実現する新しいワークスタイルの提案
4. 柔軟性/運用管理性の向上
- 統合運用によるインフラシステムのダウンタイム軽減
- 導入後の運用管理コストを最少化する自律運用機能
- 必要とする機能から導入が可能な、効果的IT投資
- ライセンス追加によるマイグレーションが可能なシングルアーキテクチャ
ソリューションモデルの提供は、日本ユニシスグループのユニアデックスが11月4日より開始する。また、このモデルに賛同する各システムインテグレータからも順次提供の予定だという。
アラクサラネットワークス
http://www.alaxala.com/
アルバネットワークス
http://www.arubanetworks.co.jp/
PFU
http://www.pfu.fujitsu.com/
ユニアデックス
http://www.uniadex.co.jp/