日商エレクトロニクスは10月22日、Oracleパフォーマンス改善支援ツール「WaitLogParser(ウェイトログパーサー)」の販売を10月23日より開始すると発表した。
「WaitLogParser」は、Oracle AWRのSQL文からスナップショットを抽出し、パフォーマンス劣化の原因を分析して、Oracleのパフォーマンス改善を支援するソフトウェア。
「WaitLogParser」を導入することにより、総合テストフェーズや本番稼働後でもパフォーマンスを向上することが可能。パフォーマンス改善機能に特化したため、従来のOracleパフォーマンス改善支援ツールに比べ、約20%減という低価格を実現した。
「WaitLogParser」は、原因抽出にMicrosoft Office Accessを利用するため、Oracle DBの基本的な知識を持った技術者(Oracle Master Bronze DBAレベル)であれば、付属のナレッジベースを活用してSQL文を修正し、簡単にパフォーマンスを改善することができる。さらに、ライセンスサポート契約を締結することにより、ナレッジベースの更新が可能となり、常に最新のパフォーマンス改善方法を参照することができる。
また同社は、システム構築期間中に緊急のパフォーマンス改善要求が発生した場合、プロジェクト要員を追加せずにパフォーマンス改善を行える「パフォーマンス診断サービス」を提供するとしている。これは、さまざまなプロジェクトで経験を積んだ同社のエンジニアが、Oracle DBの稼働状況からパフォーマンスのボトルネックを診断し、チューニングすべき項目をガイドするというもの。このサービスでは、システム概要とOracle DBのAWRスナップショットの提供を受け、パフォーマンスのボトルネックを推測し、その解決方法を提案する。なお、このサービスは構築中のシステムだけではなく、稼働中のシステムでも診断可能とされている。
ライセンス価格は200,000円~(税別)。同社は、OracleDBを利用した業務システムのユーザー企業や、業務システムを構築するSIer、開発会社を中心に「WaitLogParser」を提供し、3年後には100ライセンスの販売を見込んでいる。
日商エレクトロニクス
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