[新製品・サービス]
富士通、消費電力を抑えた小型PCサーバー「PRIMERGY TX120 S2」、ほか
2009年3月26日(木)IT Leaders編集部
1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。
[ソフトウェア] 職務分掌管理ソフト
アクセス権限ごとの利用状況から内部統制強化
日本オラクルは2009年1月13日、業務アプリケーションへのアクセス権限を管理するソフト「Oracle Application Access Controls Governor」を発売した。不正なアクセス権限の付与を防止し、企業の内部統制強化を支援する。付与すべきでないアクセス権限を図式的に確認でき、視覚的な問題把握と迅速な改善が可能。価格(税込)は100ユーザーの利用で882万5000円から。
[ソフトウェア] アーカイブソフト
アーカイブデータ量削減でストレージ容量節約
シマンテックは2009年1月13日、メール、コンテンツのアーカイブソフト「Symantec Enterprise Vault 8.0」を発表した。新版では、重複するメールやファイルを排除する機能を強化し、ストレージ容量の利用効率を向上する。参考価格は、メールボックスごとにアーカイブする機能を備える「ストレージマネジメント」モデルで660万円から(1000ユーザー規模の場合)。
[ハードウェア]PCサーバー
消費電力を抑えたコンパクトサーバー
富士通は2009年1月19日、PCサーバー「PRIMERGY TX120 S2」を発売した。消費電力の低いインテル「Core 2 Duo」もしくは「Celeron」プロセサを搭載する。冷却ファン数も削減し、従来モデルに比べて最大消費電力を31%抑える。最小構成時のメモリー容量は1GBで、ハードディスクは非搭載となるが、オプションで追加可能。価格(税込)は17万5300円から。
[ハードウェア]シンクライアント
外付けデバイスの利用を制御してセキュア環境を
JBアドバンスト・テクノロジーは2009年1月22日、B5サイズのノート型シンクライアント「SecureTerminal Mobile Note T1000」を発表した。レノボの「ThinkPad X200」がベース。無線LANやExpressカードによって外出先でもサーバーと接続して利用できる。管理ソフト「WBT SNMP Administrator」により、端末の起動やシャットダウンを遠隔から操作可能。価格は17万5000円から。
[ソフトウェア] ジョブ管理ソフト
ジョブの自動実行で運用コストを削減
ビーエスピーは2009年1月26日、ジョブ管理ソフト「A-AUTO」の新版7.1を発売した。新版では、ジョブを実行するための定義やジョブの進捗監視を1つの画面から行える。プロセサ使用率の低いサーバーにジョブを自動で割り当てるロードバランシング機能も備える。これにより、負荷分散による安定運用とジョブの実行時間短縮が可能。価格は55万円から。
[ソフトウェア] データ消去ソフト
遠隔からデータを消去して情報漏えいを防ぐ
ワンビは2009年1月27日、遠隔操作によりPCのデータを消去できるソフト「トラストデリート2.0」を発表した。PCの紛失や盗難被害にあった際、消去対象として事前登録しておいたデータを携帯電話などから遠隔操作で消去できる。一定期間インターネットに接続しない場合は、消去対象データが見えなくなるようにして情報漏えいを防ぐ。年間使用料(税込)は6300円(1クライアント)。
[ソフトウェア] ナレッジマネジメントソフト
個人の経歴や人脈を共有して活用
NECソフトは2009年1月28日、ナレッジマネジメントソフト「KnowledgeWorld Ver3.00」を発表した。評価や活用率の高い文書を公開して有用情報の活用を促進する。新版では、文書の参照履歴が確認でき、過去に利用した文書を探しやすくした。テーマごとに登録文書数の多い人をランキングで表示し、そのテーマに精通する人も探し出せる。価格(税別)は230万円(10ユーザー)から。
[ソフトウェア] ログ取得ソフト
クライアントの操作を制御してセキュリティを強化
クオリティは2009年1月28日、クライアントの操作ログを取得するソフト「QOH Ver.2.0」を発表した。ファイルやWebサイトへのアクセス記録などのログ情報を取得できる。新版は、不正操作が行われるとアラートを出したり、特定ファイルに関連する一連の操作履歴を時系列で示し、情報漏えいの原因を追跡したりできる。価格は1年間で66万9000円(100ライセンス)。
[システム] PC資産管理システム
PCの状態を把握して管理業務を効率化
デルは2009年2月3日、PC資産を管理するシステム「LANDesk SMB for DELL」を発売した。デルのサーバー「PowerEdge」シリーズにLANDesk Software社のPC資産管理ソフトをインストールして提供する。PCの機種やスペックを把握するほか、Windowsやウイルス対策ソフトのパッチを複数クライアントに自動適用できる。価格(税別)は171万1500円から。
[ハードウェア]アプライアンス
事業継続対策が低価格で可能に
ファルコンストア・ジャパンは2009年2月5日、リカバリ用アプライアンス「FalconStor CDP アプライアンス Quick Recoverio」を発売した。継続的にデータを複製し、どの時点でもデータを復旧できる。テープドライブを仮想化してディスク上にバックアップ可能な「FalconStor VTL アプライアンス Tanker Deduplio」も合わせて販売した。価格(税別)はともに490万円から。
[ソフトウェア] BIソフト
目標達成のシナリオを視覚的に検討
京セラ丸善システムインテグレーション(現京セラコミュニケーションシステム〈KCCS〉)は2009年2月6日、BIソフト「Yellowfin ver.4」を発売した。新版では、条件を設定して目標達成までの経過をシミュレーションする機能を備える。これにより、利益率を5%上げるためにコストをいくら下げなければならないのかなどの分析が可能。Googleマップなどの地図を利用し、地理条件を加味した分析機能も備える。価格(税別)156万円から。
[ハードウェア]サーバー
OSの追加コストなしでWindowsを拡張可能
日本IBMは2009年2月10日、サーバー用OS「Windows Server 2008 Datacenter Edition」をバンドルしたラック型サーバー「IBM System x3850 M2 Datacenterモデル」を発売した。Hyper-VやVMwareなどの仮想化ソフト上でWindowsサーバーOSを追加起動できる。社内に点在するサーバーの統合に役立つ。価格(税込)は269万8500円。
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