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富士通、プロセス産業向け基幹業務パッケージで原価損益管理オプションの販売を開始

2009年4月22日(水)IT Leaders編集部

富士通は、プロセス産業向け基幹業務パッケージ「GLOVIA/Process C1(グロービア・プロセス シーワン)」の新商品として、原価損益管理パッケージ「GLOVIA/Process C1 V4 損益計算オプション」を開発し、2009年4月21日より販売を開始すると発表した。価格は個別見積もりとなる。

「GLOVIA/Process C1」は、同社が1999年から提供している、化学、医薬品、鉄鋼、非鉄金属、窒業、ガラス、紙・パルプなどのプロセス産業向け基幹業務パッケージ。在庫管理などを含む「GLOVIA/Process C1 BASEモジュール」を基盤とし、購買管理、生産管理、販売物流管理、原価管理といった5つのソリューションから構成されるが、今回、原価管理のオプションとして損益計算機能が加わった。

新商品では、販売管理や会計といった基幹システムと連携させることで、景気の動向に応じた生産量の調整や、原材料価格の変動など、経済事象の変化による影響を加味した原価損益のシミュレーションを実施できるほか、原価損益の実績を各種の切り口で分析し、グループ企業を含めた全社レベルで統合的に管理することもできる。それにより顧客は、原価損益の実績管理・分析に加え将来のシミュレーションも可能になるため、経営環境の変化を先取りした事業管理品質の強化が図れるようになるという。

同社による「GLOVIA/Process C1 V4 損益計算オプション」の特徴は、以下のとおり。

1. 原価損益シミュレーション
原材料価格の変動や、景気の動向に応じた売価や生産販売量の調整など、経済事象や生産体制の変更による影響を加味して将来の原価損益のシミュレーションを行える。入力テンプレートを活用することで、過去の実績データの抽出、必要データの修正、アップロードといった一連のシミュレーション作業を効率的に実施することが可能。

2. 損益管理の精度向上と多角的な分析
外部から取得した売上情報から、営業部門・得意先・製品・最終用途などの「損益管理単位」を識別し、個々の単位で損益算出できるようにする。また、ビジネスインテリジェンス(BI)などのツールを用いて計算結果を多角的に分析することで、それらの情報を経営報告資料などの作成に活用可能。

3. 製品別損益を算出
「GLOVIA/Process C1 V4 原価管理」で算出した製品別売上原価や売上情報などを用いて、財務分析や改善に必要な製品別損益を、限界利益・営業利益・経常利益まで算出。販売費、一般管理費などの間接費を損益の把握単位に配分する機能により、企業全体の損益における製品別の貢献度を容易に把握できる。

なお、同社では今後、棚卸資産の低価法適用に関して業務を効率化するパッケージ「GLOVIA/Process C1 V4 低価法オプション」の提供も予定している。原価管理ソリューションや損益計算オプションとあわせて導入することで、棚卸資産の評価業務の効率化が実現するとしている。

「GLOVIA/Process C1」紹介サイト
http://glovia.fujitsu.com/glovia_processc1/

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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富士通 / GLOVIA / 基幹システム / 原価管理

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