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2009年6月23日(火)IT Leaders編集部

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　近年、施設などでの監視・防犯カメラ設備やそれに伴う監視モニターなどの数が増大し、監視員の作業負荷も高まっている。その解決策として、施設設備と連動した監視・防犯カメラの統合制御システムを実現するのが、本ソフトウェアである。侵入検知器（センサー）や火災報知器のアラームとパナソニック製の監視・防犯カメラシステムを連動させることで、発生した事象に応じて、迅速かつ効率的な監視を可能にする。

　従来、連動する機器の種類や制御する内容などは、ユーザーごとに異なっているため、特注対応で連動・制御のソフトウェアの開発が必要だった。本ソフトウェアは、アラーム連動やモニターの制御を統合的に制御することが可能で、同社がこれまで培ってきたノウハウに基づき、パッケージ化して「コストの低減」や「品質の向上」を提供する。

　「多機能アラーム連動ソフトウェア」の主な特徴は次のとおり。

大規模な施設にも対応
　最大256点の接点インターフェース（アラーム情報）をネットワーク経由で監視し、状態変化に応じた監視・防犯カメラシステムの制御が可能。多数の施設設備が人間の代わりにアラーム情報を検知し、自動的に監視・防犯カメラなどの機器をコントロールすることにより、大規模な施設監視も効率的に行える。

最大50台の監視・防犯カメラなどの機器を制御
　1つのアラーム情報に対して、最大50台の監視・防犯カメラやレコーダー、照明などの機器制御が可能。これにより、不正な侵入者を複数のカメラで追尾するような使い方が可能になる。

【主な機能】

• アラーム監視機能：接点の状態（アラーム情報）を信号入力装置を経由して監視。
• 連動動作設定機能：アラーム情報と連動する機器、動作内容を設定。
• アラーム連動制御機能：アラーム情報に応じ、カメラ、レコーダーなどの機器を制御。カメラのAUX端子を利用し、照明などの機器を制御。

【接続機器】

• 信号入力装置：コンテック「CPU-CA20FIT」 / 「DIO-32FIT（GY）」
• ネットワークカメラ：パナソニック「DG-NP304」、「DG-NS202A」、「DG-NW960」、「DG-NP244」他
• ネットワークディスクレコーダー：パナソニック「DG-ND300A」、「DG-ND400」
• 映像監視装置：パナソニック「DG-ASM100」（ネットワークディスクレコーダー経由で制御）

　 「モニター制御ソフトウェア」の主な特徴は次のとおり。

タッチパネルを利用した簡単・迅速な映像表示制御
　災害時など、想定されない事象が複数発生する場合には、直感的な操作が必要となる。アラーム情報が入った場合などの緊急事態の際に、タッチパネルを利用して、モニターに表示されている複数の監視・防犯カメラ映像の中から、必要な表示内容のみを表示させることで、起きた内容を「簡単」「迅速」に把握できる。

【主な機能】

• 映像表示内容制御機能：タッチパネルより、映像表示装置の表示内容を制御。
• 映像表示切り換えパターン設定機能：映像表示切り換えを行うカメラの表示パターンを設定（カメラ個別表示、カメラグループ表示、シーケンス表示）。
• アラーム連動制御機能：多機能アラーム連動ソフトウェアと連動して、アラーム情報の状態に応じて、映像表示装置の表示内容を制御。

【接続機器】

• 映像表示装置：パナソニック「DG-ASM10」
• 制御モニター数：最大4台、カメラ登録数：最大256台、カメラグループ登録数：最大24パターン。

　価格は、オープン価格。なお本システムは、同社主催のシステム展示会「SOLUTION Japan 2009」（2009年6月24日～25日 仙台・夢メッセみやぎを皮切りに全国7カ所で開催予定）に出展される。

パナソニック システムソリューションズ ジャパン
http://panasonic.co.jp/pss/pssj/