韓トゥービーソフトは2010年1月26日、日立システムアンドサービスと「XPLATFORM」の販売代理店契約を締結した。企業向けRIA開発プラットフォームである同製品の販売代理店は、野村総合研究所に続いて国内で2社め。
製品の最大の特徴は、クライアントソフトは不要だがデザインや操作性に劣るWebシステムと、使い勝手に優れるもののクライアントPCの性能に大きく依存するランタイムを組み合わせて、RIA環境を構築できること。マッシュアップやウィジェット、ビルトインコンポーネントといった機能を備え、デザインや操作性に優れたユーザーインタフェースを短期間で開発できる。
このほか、独自のグラフィックレンダリングエンジンを搭載することにより、Flash/FlexやSilverlightといった既存のRIA製品が抱える性能面での課題も解消したという。韓国では、700以上の企業や団体が導入済み。日立システムアンドサービスは「今後3年で、XPLATFORMを含む開発案件を20〜30社から受注し、20億円を売り上げたい」としている。 (力竹)