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インテル、Itanium 9300シリーズを発表、負荷に応じて動作周波数を動的に変更

2010年3月19日(金)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

インテルは2010年2月9日、サーバー向けプロセサ「Itanium 9300シリーズ」を発表した。動作周波数やコア数が異なる5製品を揃える。

従来モデル「9100シリーズ」に比べてコア数が2倍の4個となり、「ハイパースレッディング・テクノロジー」を用いることで最大8スレッドを並列処理する。

「ターボ・ブースト・テクノロジー」を新たに搭載。負荷状況に応じて、動作周波数を1.73GHzから1.86GHzに動的に高められる(最下位モデル「9310」だけコア数は2個、ターボ・ブースト・テクノロジーは非対応)。すでに提供開始しているXeon5500シリーズに実装済みの高速インタフェース「QuickPath interconnect」も採用するなどして、従来比2倍以上の処理能力を発揮するという。

仮想環境における性能向上にも工夫を加えた。「インテル・バーチャライゼーション・テクノロジー」を強化、仮想マシンごとにI/Oデバイスを割り振ることで処理性能を高める機構を取り入れた。

価格は、最上位モデル「9350」が35万4380円(コア数:4、動作周波数:1.73GHz)など。 (折川)

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