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ニフティ、「ニフティクラウド」でサーバータイプ追加などのラインアップ強化を発表

2010年3月25日(木)IT Leaders編集部

ニフティは、2010年1月27日から提供を行っているクラウドサービス「ニフティクラウド」のラインアップを2010年3月24日より強化し、サーバータイプの追加や「Red Hat Enterprise Linux」OSへの対応、運用に関する有料サポートの開始を発表した。

「ニフティクラウド」は、同社のサービス基盤を活用して提供しているクラウドサービス。メモリやサーバーの増設にオンラインで対応するオンデマンド機能や、1時間単位での利用が可能な従量制の料金プラン、大規模システムに対応可能な仮想化技術を活用したシステム構成などの特徴がある。

今回発表された強化の内容は以下のとおり。

1. サーバータイプの追加
提供中の5種類に、以下の5つのサーバータイプを加え、合計10種類のサーバータイプから選択可能となる。

  • Small2:1vCPU(3GHz相当)、メモリ2GB
  • Medium4:2vCPU、メモリ4GB
  • Medium8:2vCPU、メモリ8GB
  • Large8:4vCPU、メモリ8GB
  • Large16:4vCPU、メモリ16GB

料金は従量課金または月額固定のどちらかを選択可能で、サーバータイプは利用者の希望によりコントロールパネルから随時切り替えできる。

2. 新たなOSタイプに対応
従来の「CentOS 5.3 32bit/64bit」に加え、今回「Red Hat Enterprise Linux 5.x 32bit/64bit」に対応。今後、Windows Server 2008にも対応の予定。

3. ヘルプデスクの新設
「コントロールパネルの使い方がわからない」「サーバーが見えなくなってしまったので状況を確認したい」など、「ニフティクラウド」の運用面でのサポートを有償で行う「ヘルプデスク」を新設し、同日から受け付けを開始した。利用料金(税込み)は月額 6万7,500円。サポート内容は以下のとおり。

  1. 「ニフティクラウド」に関するサービス仕様・コントロールパネル操作方法、コンソール確認代行を電話で受け付け、対応する(平日 9:00~17:00まで)。
  2. 「パスワード忘れ」「ネットワーク設定ミス」「ハングアップ対応」「ディスク構成ファイルの設定ミス」に対して24時間365日でのシステムオペレーションを行う。

発表によれば「ニフティクラウド」は国内にサーバーを設置しているためデータ転送のレスポンスが早く、また、日本語でのサービス提供や、直感的に利用しやすい無料のコントロールパネルの提供などにより、サービス開始以来すでに80社以上の企業で利用されている。

同社では、利用者からの導入要望の高い「ロードバランサー」の投入や有人での監視サポート提供を4月に予定している。また今後、API公開やファイアウォールサービスの提供も予定。さらに同社主催のクラウドセミナーも随時開催する予定で、利用を検討している企業に導入事例や使い方について紹介していく。

「ニフティクラウド」
http://cloud.nifty.com/

ニフティ
http://www.nifty.co.jp/index.htm

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