日本にも、ソフトバンクや無印良品、東芝など、企業活動にソーシャルメディアを活用する事例がいくつかあるようだ。さて、スウェーデンの事情はいかに。最新の状況をレポートしよう。
国民の3分の2がインターネットを頻繁に利用しており、企業や自治体、学校、各種機関など、至る所にITが普及している。このIT先進国で、ソーシャルメディアが企業の中にどの程度浸透しているのか、背景、課題も踏まえて紹介しよう。
■自然災害がソーシャルメディア活用を加速
スウェーデンではこのところ、ソーシャルメディアのニュースで溢れかえっている。個人利用はもちろんのこと、企業もソーシャルメディア活用の検討に本腰を入れ、動き出した。
ソーシャルの世界に踏み出そうとする企業にとって、目下の課題は主に、情報の管理手法やシステムセキュリティをはじめとする「ガイドライン」を明確化することにある。その一方でタイミングも問題だ。市場調査データや競合他社の動きをウォッチしつつ、いつ自社がソーシャルメディアに乗り出すべきか、熱心な議論が交わされている。ソーシャルメディアを活用するメリットは何か。具体的なメディアとして何を選ぶべきか…。検討すべきテーマは尽きない。
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