マンションなど不動産に関わる情報を提供する東京カンテイは、事業の根幹を支えるシステムを刷新した。「もし失敗すれば、自社のサービスが滞る」。そんなプレッシャのなか、システム担当者はベンダー提案を鵜呑みにせず、ニーズに合う技術を自ら発掘。SOAの考え方に基づき新技術を果敢に導入した。 聞き手は本誌副編集長・田口 潤 Photo:陶山 勉

- 瀧内 誠 氏
- 東京カンテイ システム部 部長代理
- システムインテグレータや大手データベースベンダーなどを経て、1998年に東京カンテイに入社。不動産情報システムの設計・開発・運用を手がけている。今回のプロジェクトでは企画やベンダー選定、社内調整など全体の指揮を執った

- 仲野 圭信 氏
- 東京カンテイ システム部 主任
- システムインテグレータに5年勤務した後、2005年7月に東京カンテイ入社。営業企画部を経て、2007年3月システム部に異動。今回のプロジェクトでは、SOAフレームワークの構築やアプリケーションの再構築、ビジネスロジックのSOA移行を推進した

- 井上 泰規 氏
- 東京カンテイ システム部
- ネット証券会社を経て、2009年6月に東京カンテイ入社。SOA移行の第1弾となった今回の不動産情報システム再構築プロジェクトに参加して以来、同システムの運用改善を担っている。現在、SOAに基づく新規開発プロジェクトで設計・開発に従事している
─ さっそくですが、今回刷新した「データナビ」はどんなシステムですか。
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