相次ぐ買収でサービスの品揃えを強化 従量課金のDBもサービスイン Sales CloudやService Cloudといったサービスの利用企業に対してChatterを無料で提供するなど、企業がその顧客、製品サービスとソーシャル技術でつながる“ソーシャルエンタープライズ”の実現を目指している。Googleと同様に各サービスがAPIを備えている点に、外部との連携を重視していることがうかがえる。
その一方で同社は、積極的な買収戦略でサービスの品揃えを増やし続けている。過去の案件を振り返ると、「買収したものの既存製品の中での位置づけや統合に失敗して、お蔵入りさせてしまった」というケースはほとんどない。買い物上手といえるだろう。マーケティング本部プロダクトマーケティングシニアマネージャーの田崎純一郎氏は「ソーシャルエンタープライズの実現という明確なビジョンにはまるかどうかが、買収先の選定条件」と話す。
CRM
Sales Cloud Enterprise
見込み客や取引先情報などを一元管理する営業支援プラットフォーム
- 顧客管理
- Chatter
- コンテンツライブラリ
- レコードへのドキュメント添付
- Outlook、Google Apps連携
- モバイルアクセス
- レポート
- ダッシュボード
- リード管理
- AppExchangeアプリケーションの利用
- 商談管理
- 代理店との情報共有
- キャンペーン管理
- 顧客向けオンラインコミュニティ
- メールの一括送信
- オフラインアクセス
- ワークフロー/承認
- サンドボックス
【月額利用料金】 1ユーザーあたり1万5000円(データ容量20MBを含む)。データ容量やカスタムアプリケーション数を抑えた下位版、アプリケーションを無制限に開発できる上位版がある
カスタマーサービス
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