開発したアプリケーションの早期立ち上げ環境として利用が始まっているのがクラウド環境だ。利用者にとってサーバー環境の調達負荷が減る一方、クラウドの内側では運用技術者がサーバー設定などを代行している。そこでは、徹底した自動化を図ることで、少人数で大量のサーバーなどを運用している。自動化を図るための各種ツールの活用も進む。
開発したアプリケーションの早期立ち上げ環境として利用が始まっているのがクラウド環境だ。利用者にとってサーバー環境の調達負荷が減る一方、クラウドの内側では運用技術者がサーバー設定などを代行している。そこでは、徹底した自動化を図ることで、少人数で大量のサーバーなどを運用している。自動化を図るための各種ツールの活用も進む。
「システムが複雑化する中で、『品質』『スピード』『低コスト』に対する要求は、データセンターの内側に押し込まれている。結果、スキルが高い技術者に仕事が集中するようになり、疲弊感が強まっている。結果としてミスを招きやすい」──。データセンターの設備構築や運用などを請け負うエクシードの千葉則行 取締役CTOは、データセンターの内情を話す。
図に示したように、開発したアプリケーションを本番運用に移し、かつ安定的に稼働させ続けるためには、数々の手順をこなさなければならない。この手順は、本番環境がスケールアップ型の大型機だろうが、安価なサーバーを複数台並べるスケールアウト型だろうが基本的には変わらない。むしろ、複数台のサーバーを利用するほうが、OSやミドルウェアの設定を繰り返さなければならない分、手間暇はかかる。
最近のシステムは、スケールアウト型環境で構築されるケースが多い。最小構成でも数台、ある程度の利用者数を見込めば、50台規模に膨れあがるという。ハイスキルな技術者であっても、手作業で臨める台数には限界がある。手作業は設定ミスの温床にもなれば、運用の属人化も進む。結果、システムの安定性や再現性が損なわれていく。
会員登録(無料)が必要です
- 1
- 2
- 3
- 4
- 次へ >
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-





