主にライセンス費の削減効果が見込めるOSS(オープンソース・ソフトウェア)。企業はOSSをどう捉え、採用するに当たって何を重視しているのか。OSSの利用状況やその意向を聞いた。有効回答数は392人。
企業は自社にとってOSSが重要だと考えているのだろうか(図1)。結果は「とても重要」と答えた企業が22.4%あり、「重要」が43.6%だった。66.0%の企業がOSSを重視していることが分かる。
では実際の採用状況はどうか。ミッションクリティカルシステムに対し「採用している」割合は13.7%。非ミッションクリティカルシステムであっても「採用している」は23.3%に留まる(図2)。OSSを重視するものの、必ずしも導入は進んでいないことになる。
企業はOSSを採用する上で何を重視するのか。「必要な最新情報を収集すること」と答えた割合が、「とても重要」と「重要」を合わせると86.5%だった(図3)。
OSSの場合、開発スピードが速く、アップデートを頻繁に繰り返すケースが多い。コミュニティの活動状況が一変することも珍しくない。OSSを活用するなら、こうした動向を逐一把握できなければならない。
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OSS導入に前向きな企業は66.0%、コストメリット以外の価値を模索せよ主にライセンス費の削減効果が見込めるOSS(オープンソース・ソフトウェア)。企業はOSSをどう捉え、採用するに当たって何を重視しているのか。OSSの利用状況やその意向を聞いた。有効回答数は392人。