店舗に設置するデジタルサイネージでは、自社商品の説明一辺倒になりがちである。千葉銀行は、地場の観光情報なども積極的に配信し、街ゆく人々への話題提供に努める。
大型の液晶ディスプレイなどに、動画や静止画といった広告コンテンツを配信するデジタルサイネージ。関連機器や配信サービスの進化によって、特定層に訴求するマーケティングツールとして注目が高まっている。
千葉銀行は、東京エリアの本部拠点と位置づける「室町ちばぎん三井ビルディング」(東京都中央区)の完成に伴い、建物1階の店舗入口付近に3×3の大型9面マルチディスプレイ(1面は46インチ)を設置。2014年2月17日から映像配信を開始した。
ディスプレイには、自社が取り扱う金融商品の説明のみならず、千葉県に協力を仰いだ観光情報なども積極的に配信する。ビルの周辺は、日本銀行本店や東京証券取引所が立地する日本を代表する金融街。通りをゆく人々の関心を集めれば、千葉銀行の知名度向上や具体的商品メニューの周知が期待できる。観光など身近な情報は、来店客との会話の糸口を広げることにもつながる。
コンテンツの管理・配信については、日本ATM(現社名:SocioFuture)が提供するサービス「@Guidance」を採用した。同社は、1999年1月に日本NCRのATM事業部門が分社独立した会社である。
| ユーザー名 | 千葉銀行 |
| 業種 | 地方銀行 |
| 導入システム | デジタルサイネージと配信サービス |
| 導入目的 | 自社PRや、地域における話題作りなど |
| 導入時期 | 2014年2月 |
| 主な利用製品 | コンテンツ配信サービス「@Guidance」(日本ATM) |
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