データセンター市場自体の成長性やグローバルレベルでの競争力は、その国や企業の発展にもかかわる重要なテーマである。北米やアジアの海外勢が勢いを増す中、日本のデータセンターはこれからどうあるべきなのか。2015年を迎えた今、日本のデータセンターが目指すベクトルについて、あらためて考えてみたい。
「データ」こそが企業の競争優位性の源泉
データの収集・管理・活用のレベルが数年前とは比較にならないほどまでに高まり、その巧拙が企業経営に多大な影響を与えるようになった。今は、あらためてデータの時代だと言える。
かつて、企業が業務の情報化に取り組み始めた頃、高価なハードウェアやアプリケーションに投資すれば、それだけでもある程度の競争優位を築くことができた。だがその後、ITが劇的に進化し成熟を遂げると、多くの技術・製品がコモディティ化し、そうした“器(うつわ)”への投資だけでは競合他社との差別化を図れなくなっていった。 ならば、器の“中身”、すなわちデータへの着目と高度活用こそが競争優位の源泉となる、という流れだ。
こうして多くの企業がデータ活用のレベルを上げていくにあたり、データの格納・管理を司るデータセンターも当然にレベルアップが要求される。一般的なユーザー企業が持ちえない高度なノウハウの下、大量・多種のデータやシステムをセキュアに格納・管理するのは基本の機能だ。処理性能・信頼性・コストのバランスをとりながら、ユーザーの高度な要求にこたえて、高い満足度を与えられるかが今の事業者に問われている。
グローバルの中での日本のデータセンター
本題に入ろう。グローバル全体における日本のポジションが低下傾向にある中、日本経済が勢いを取り戻していくにあたって、国や企業の情報管理基盤たるデータセンターやクラウドサービスの役割はことのほか大きい。以下、国内データセンター市場・業界の成長性について、グローバルの中での日本市場という観点から考察してみる。
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