山下塾の木元塾頭が指摘する真のグローバルリーダーの要件とは。日本ITCソリューション課長の佐々木は、香港での商談を前に、その内容を反芻していた。グローバルな話題についていくには、日本の報道に頼っているだけではだめだという話だったが、木本塾頭は、日本人が持つべき「日本の精神」について言及し始め、古典などを暗唱した「読み」や近代史の勉強が必須だという。当時、佐々木は「まるでグローバル化の否定派が発する意見のようだ」と感じたのを思い出した。
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