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ジャパンネット銀行がRPAで年間数百万円を削減

2017年9月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ユーザックシステムは2017年9月6日、ジャパンネット銀行(現PayPay銀行)がユーザックシステムのRPA(ロボットによる業務自動化)ソフト「Autoブラウザ名人」を採用し、年間で数百万円の削減効果をあげたと発表した。2013年に導入を開始し、2016年の事務量で試算すると数百万円の事務費に相当する。

 ジャパンネット銀行は2013年に、Webブラウザ操作を自動化するロボットソフトであるAutoブラウザ名人を、Visaデビット業務と不正口座モニタリング業務を担当しているモニタリングセンターに導入した。取り組みの背景について同社は、Visaデビットによる決済件数の増加に伴い、関連する事務の量が十数倍に増加したことを挙げる。

 現在、モニタリングセンターでは、Autoブラウザ名人を利用して7つの業務を自動化している。2016年の事務量で試算すると数百万円の事務費を削減した。今後は、メール操作を自動化するソフト「Autoメール名人」を導入し、新たな業務の自動化に取り組む。

 導入したAutoブラウザ名人は、エンドユーザーに成り代わってWebブラウザを操作してくれるロボットソフトである。実際のWebブラウザ操作をスクリプトとして記録し、これを再現する。スクリプトは編集も可能。機能テストツールとは異なり、Webブラウザをインタフェースとした業務を省力化することを目的としている。

 今後導入を予定するAutoメール名人は、メール送受信を介したEDI(電子データ交換)業務処理を自動化するロボットソフトである。Autoメール名人がメールクライアントとして動作し、受信したメールからのデータ抽出、データベース接続、外部プログラム連携、といった処理を自動実行する。

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