RPAテクノロジーズとMAIAは2018年2月19日、RPAソフト「BizRobo! Basic」を教材に使ったRPA研修サービス「RPAラーニング for Business」を発表、同日提供を開始した。Webブラウザから利用できるeラーニング教材をクラウド型で提供する。価格(税別)は、受講者5人までの「ライトプラン」が月額20万円など。
RPAラーニング for Businessは、RPAソフトを使ったソフトウェアロボットの開発を学ぶためのeラーニング教材である。企業がRPAを導入する上で必要な、RPAエンジニアを育成できるとしている。eラーニングのシステム基盤には、ブイキューブの「V-CUBE ラーニング」を採用した。
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クラウド型のeラーニング教材であるため、いつでも、どこからでも、学ぶことができる。画面やイラストのほか、ロボット作りの流れを把握できる動画を用意している。RPAを知らなかった人やプログラミング未経験者、IT系の部署に所属したことのない人でも効率的にRPAを習得できるとしている。
カテゴリ | コンテンツ内容 | 習得できるRPAスキル |
---|---|---|
基本 | まずはロボットを作ってみよう | ロボット作成方法 |
繰り返しができるロボットを作ってみよう | ループ処理 | |
場合分けができるロボットを作ってみよう | 条件分岐処理 | |
ファイルを作成できるロボットを作ってみよう | ファイル作成 | |
応用 | ファイルを読み込めるロボットを作ってみよう | ファイル読み込み |
Webページの作りを意識したロボットを作ってみよう | HTML解析 | |
指定した条件に合う情報をとれるロボットを作ってみよう | 複数の条件分岐処理 | |
複数ページの情報を持ち帰れるロボットを作ってみよう | 任意のループ処理 | |
発展 | 交通費精算のチェックが行えるロボット作成 | 基本・応用スキルの再確認 |
複数の条件指定に合う情報を取るロボット作成 | ||
キーワードを元に複数サイトから情報を取ってくるロボット作成 | ||
エラー発生時の判断ができるロボット作成 | エラーハンドリング | |
実践 | メーラーからメール送信できるロボット作成 | 他アプリケーションの操作 |
PC内にあるファイルを操作できるロボット作成 | ||
ワードやエクセルに情報や図を書き出せるロボット作成 | ||
他システムに情報を渡せるロボット作成 |
価格は、以下の通り。教育コンテンツは、受講者5人までの「ライトプラン」が月額20万円で、追加1人あたり月額4万円。受講者10人までの「スタンダードプラン」が月額40万円で、追加1人あたり月額4万円。つまり、「1人あたり月額4万円で、最小構成は5人」ということになる。なお、RPAソフトのBizRobo!を使っているユーザーは、20%割引で利用できる。
BizRobo!の開発ライセンスをセットにしたプランも用意している。教育コンテンツの軽量版と1開発ライセンスをセットにした「自社開発プラン」が月額20万円、自社開発プランに月30時間のロボット開発支援サービスを付与した「RPA導入支援プラン」が月額30万円。