特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2018年3月27日、2008年から無料で公開しているLinux学習用教材「Linux標準教科書」の改訂版「Linux標準教科書(Ver3.0.0)」を発表、同日提供を開始した。PDF版、EPUB版、Kindle版(有料)の3種類があり、Kindle版の新版は2018年4月にリリースする。
![画面1:「Linux標準教科書(Ver3.0.0)」の表紙(出典:エルピーアイジャパン)](/mwimgs/6/8/280/img_68a78f6dd9cff8899b26f49a2d5c465a109538.jpg)
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エルピーアイジャパン(LPI-Japan)の「Linux標準教科書」は、Linuxを初めて勉強する人や、指導する講師を対象に、Linuxの基礎が学べるLinux導入のテキストとして開発した。約20万件のダウンロード実績があり、社員研修テキストなどの用途で使われている。
改訂版のVer.3.0.0では、基準となるLinux OSを、CentOS 6からCentOSの最新の安定版であるCentOS 7に変更した。さらに、利用者から要望の多かった「プロセス管理」に関する項目を追加した。また、CentOS 7への移行に役立つ情報として、バージョン間のコマンド比較表などを掲載した。
PDF版(無料)、EPUB版(無料)、Kindle版(有料、2018年4月販売開始)を用意している。LPI-JapanのWebサイトからVer.3.0.0のPDF版をダウンロードして入手できる。章構成は以下のとおり。
- 第1章 Linuxとは
- 第2章 Linuxのインストール
- 第3章 基本的なコマンド
- 第4章 正規表現とパイプ
- 第5章 基本的なコマンド 2
- 第6章 viエディタ
- 第7章 管理者の仕事
- 第8章 ユーザ権限とアクセス権
- 第9章 シェルスクリプト
- 第10章 ネットワークの設定と管理
- 第11章(新設)プロセス管理
- 第12章 ファイル管理