[新製品・サービス]

NECとウフル、共同で顧客のデータ活用新事業の創出を支援

2019年1月9日(水)IT Leaders編集部

NECとウフルは2019年1月8日、NECのIoT基盤「NEC the WISE IoT Platform」とウフルのIoTオーケストレーションサービス「enebular」の連携に向けた共同開発および販売促進活動、これらを活用した顧客の新事業創出支援を共同で行うと発表した。企業でのIoTデバイスの適切な運用管理、デバイスから得られるデータ活用を支援する。協業成果を盛り込んだenebularは、2019年1月下旬から提供を開始する。

 ウフルは、IoT製品やIoTサービスづくりを支援する開発・運用サービスとしてenebularを提供しており、アプリケーションやソリューションの開発、シームレスなシステム連携による、顧客データの容易な活用を支援している。NECは、IoT Device Security Manager、軽量暗号開発キット、SecureWare/Credential Lifecycle ManagerなどのIoTセキュリティ製品を提供している。

 今回発表した協業では、両社の強みを組み合わせ、IoTデバイスの管理・運用と、IoTアプリケーションの開発・導入を迅速かつ安全に行えるようにする。さらに、効率的なデータ収集とAI技術が活用可能なNEC the WISE IoT Platformで、enebularを活用することにより、デバイス領域からクラウド領域までの統合的な運用環境を提供。これにより、顧客データ活用型の新事業創出を支援する。

 具体的には、enebularの開発協業により、enebularが有するArm Mbed OS搭載のIoTデバイス(Armデバイス)へのソフトウェア配布・デバイス管理機能に、NECの保有するソフトウェア配布機能を組み込み、高効率なソフトウェアの配布機能を提供する。NEC the WISE IoT Platformでenebularを活用することで、Armデバイスの運用環境として活用できるようになる。

 取得したセンサーデータは、NEC the WISE IoT Platformに収集・蓄積することで、NEC the WISEと連携したさまざまな分析が行える。例えば、スマート家電に内蔵されたArmデバイスが収集する各種センサーデータをAI分析することにより、故障の予兆を検知するといったことが可能になる。

 さらに、enebularとNECのIoTセキュリティ技術を組み合わせ、ユーザーのIoTデバイスおよびデバイスから取得されるデータの運用、デバイスの開発から廃棄に至るまでを安全に管理するサービスを提供する。

 また、両社は互いの販売チャネルを活用し、enebularを活用したIoTソリューションの販促活動および、顧客の新事業創出活動を支援する。主に製造業や流通業を含む民間企業に対し、ユーザーの開発する製品やデバイスの運用管理の効率化、製品やデバイスから取得するデータを活用した新たなビジネス創出を支援する。

 ウフルとNECは、2019~2020年度の2年間で20億円の売上を目標にする。なお、今回の協業に先立ち、NECは2018年6月に、IoT領域でのウフルとの事業連携強化を図るため約5億円の出資を行っている。

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