1912年創業、ICパッケージ基板の製造を行うイビデン(本社:岐阜県大垣市)が、長年自社運用を続けたERPをクラウドに移行した。近年はERPのような基幹業務システムとて、クラウド移行が珍しくなくなっているが、イビデンのような“100年企業”の場合、残らざるをえなかったレガシーシステムも多く、イビデンはいかにしてこの移行を成し遂げたのか。プロジェクトを推進した同社 経営企画部 IT推進室 副室長の稲葉誠司氏が、2019年1月に開催された日本オラクルのセミナーで語った取り組みの軌跡をお伝えする。
- > 前へ
- 1
- 2
- 3
バックナンバー
- コスト削減にとどまらないFinOpsの効果、「スタディサプリ」データ基盤チームの実践─リクルート(2024/12/26)
- デジタルで磨き、尖らす「モノづくり力」─古河電工のDX実践(2024/11/29)
- 次代に向けた技術基盤の“式年遷宮”─NTTドコモのビッグデータ基盤刷新プロジェクト(2024/11/28)
- 基幹システム刷新に再度挑むイトーキ、過去の教訓から描いた“あるべき姿”へ(2024/10/02)
- 「早く失敗し、早く学べ」─生成AIやCPSの活用が導くロート製薬のデジタル変革(2024/07/30)