アスクは2019年4月15日、1Uラックマウント型NASストレージ構築キット「Synology RackStation RS819」を4月12日から販売開始したと発表した。NAS製品の開発元は台湾Synologyで、3.5インチSATAドライブを4個まで搭載できる。価格(税別)は、市場予想価格で8万1850円前後となっている。
台湾Synologyの製品をベースにしたRackStation RS819は、企業向けの1Uラックマウント型NASストレージ構築キットである(写真1)。3.5/2.5インチSATAドライブを4個搭載できる。シャーシの奥行は約300mmとコンパクトで、スペースが限られたオフィスにも設置可能。オプションの4ベイ拡張ユニット「RX418」(1Uラックマウント大で4ドライブ構成)を増設すれば、合計で8台のドライブで、RAID 0/1/5/6/10の構成をサポートする。
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アスクによる製品概要は表1のとおり。CPUは1.4GHz動作のクアッドコア、メモリーは2GBを搭載。外部ストレージなどを接続できるインタフェースとして、USB 3.0ポート×2とeSATAポート×1を備える。ネットワークインタフェースはギガビットEthernet(GbE)×2で、2本を同時に使って帯域幅を増やしたり冗長性を確保したりできる。このほか、NASに保存するデータを暗号化するハードウェア暗号化エンジンを搭載する。
ソフトウェアとして、Synology NAS専用のオペレーティングシステム「Disk Station Manager」(DSM)が付属する。ファイル共有(CIFS/NFS)やiSCSI、FTPその他のプロトコルでストレージにアクセスできる。データバックアップ機能なども提供する。ネットワークカメラサーバーとして使うための専用ソフト「Surveillance Station」も搭載した。最大30台までの監視カメラを一括管理できる。
製品名 | Synology RackStation RS819 |
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対応ストレージ | 3.5/2.5インチ SATAドライブ×4 |
対応RAIDレベル | Synology Hybrid RAID, Basic, JBOD, RAID 0,1,5,6,10 |
転送速度 | 読み出し225MB/s以上、書き込み169MB/s以上 |
CPU | 1.4GHz クアッドコア(Realtek RTD1296) |
メモリ | DDR4 2GB |
インターフェース | USB 3.0×2、eSATAポート×1 |
Ethernet | ギガビットEthernet×2 |
冷却ファン | 40mmファン×3 |
電源ユニット | 150W |
対応IPカメラ数 | 最大30台(2台分の無料カメラライセンス付き) |
IPカメラ 対応フレームレート(H.264) | 900fps 720p(1280×720) 300fps 1080p(1920×1080) 240fps 3M(2048×1536) 150fps 5M(2591×1944) 110fps 4K(3840×2160) |
IPカメラ 対応フレームレート(H.265) | 900fps 720p(1280×720) 450fps 1080p(1920×1080) 360fps 3M(2048×1536) 250fps 5M(2591×1944) 180fps 4K(3840×2160) |
IPカメラ 対応フレームレート(MJPEG) | 300fps 720p(1280×720) 200fps 1080p(1920×1080) 130fps 3M(2048×1536) 80fps 5M(2591×1944) |
ネットワークプロトコル | CIFS, AFP, NFS, FTP, WebDAV, CalDAV, iSCSI, Telnet, SSH, SNMP, VPN |
最大ユーザーアカウント数 | 2048 |
最大同時接続数(CIFS,FTP,AFP) | 200 |
ノイズレベル | 28.9dBA |
消費電力 | 10.1W(アイドル)、28.31W(負荷時) |
外形寸法 | 幅478×高さ44×奥行き327.5ミリメートル |
本体重量(ドライブ除く) | 4.34kg |
対応拡張ストレージ | RX418×1(合計で最大8台のドライブを接続可能) |
保証期間 | 3年 |
型番 | RS819 |
JANコード | 4537694270557 |
アスクコード | CS7589 |
発売時期 | 2019年4月12日 |