東芝情報システムは2019年5月13日、同社が国内販売するRPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「Blue Prism」(英Blue Prism製)に関する情報提供体制を強化した。具体的には、販売促進の一環として、2019年6月1日から、Blue Prismの導入や活用にまつわる情報をチャットボットの形態で提供する。チャットボットは、東芝情報システムを通じてBlue Prismを導入したユーザーに対し、要望に応じて提供する。
Blue Prismを導入したユーザーは、東芝情報システムが提供するチャットボットを介して、Blue Prismに関する情報を取得できる。チャットボットなので、いつでも手軽に情報を入手できる。RPAソフトの導入や活用、社内での問い合わせ対応などに活用できる。例えば、Blue Prismの使い方として「スケジューラの設定を教えて」といった問い合わせができる(図1)。
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チャットボットの利用にあたっては、東芝情報システムが用意したBlue Prismの情報ポータルサイトにアクセスするアカウントを取得する必要がある。さらに、IBM Cloudの「ライト・アカウント」を取得する必要がある。同アカウントによって、質問応答システムのIBM Watsonを含む各種のAPIとサービスを無料で利用できる。
なお、東芝情報システムでは、導入形態と機能が異なる2種類のRPAソフトウェアとして、Blue Prismと「WinActor」を販売している。さらに、RPAの導入と活用を支援するSIサービス「RPA活用サービス」を提供している。
RPA活用サービスでは、導入支援として、RPAの対象業務を選定するアセスメント、RPAソフトの試用と効果検証、業務に適したRPAソフトの選定、RPA環境の構築といったサービスを提供する。さらに、運用支援として、問い合わせサポートや、ハンズオンセミナーなどの教育サービスを提供する。