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オプテージ、腕時計型ウェアラブル機器による作業員安全管理システム「みまもりWatch」

2019年7月17日(水)IT Leaders編集部

オプテージは2019年7月16日、屋外作業や工場の現場業務の安全性を高める、作業員安全管理支援システム「みまもりWatch」を発表した。LoRaWANに対応した腕時計型のウェアラブルトラッカーを活用し、作業員の熱中症の予防などを支援する。

 オプテージの「みまもりWatch」は、腕時計型のウェアラブルトラッカーを活用し、作業員の熱中症の予防などを支援するシステムである。周囲の温湿度情報から最新のWBGT(暑さ指数)値を推定し、作業員ごとのバイタル情報と合わせて熱中症のリスクを判定する(図1)。

図1:みまもりWatchの概要(出典:オプテージ)図1:みまもりWatchの概要(出典:オプテージ)
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 45gと軽量な腕時計型ウェアラブルトラッカーと温湿度センサー、mineoSIMを内蔵したLoRaWAN親機をセットにしている。転倒を検知できるほか、SOSボタンを押すことで危険状態を管理者へメールで通知できる。LoRaWAN親機は、ほかのIoTセンサーから現場の各種データを収集することもできる。

 作業者にはウェアラブルトラッカーだけを配布すればよい。スマートフォンを活用したシステムと比べて、情報漏洩リスクを低減できる。ウェアラブルトラッカーの情報は、LoRaWANを用いて親機に送信する。

 管理者のWeb画面では、作業員ごとの心拍、皮膚温度、GPS位置情報、SOS機能(ボタン)、転倒検知、心拍低下アラートなどを把握できる。このほか、歩数、歩行距離、消費カロリーなどが分かるほか、時計、アラーム、ブザー・バイブなどの機能も提供する。

 製品開発の背景について同社は、日本では近年酷暑が続いており、熱中症の発生件数が増加傾向にあることを挙げる。「就業中の熱中症も発生しており、特に屋外作業・高温作業が多い製造業、建設業では、各所への温湿度計の設置や水分補給の呼びかけなど、熱中症対策に取り組んでいる」(同社)。

 「しかし、環境や個人の体調にも左右されるため、作業員ごとの体調管理を綿密に行っている企業は多くはない。また、熱中症以外にも、夜間の1人作業などで、作業員の急な体調不良を早期に発見することも求められる」(同社)。

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