日本マイクロソフトは2019年9月11日、AIと経営を融合するビジネスリーダーを育成するための教育プログラム「AIビジネススクール」を発表した。企業の経営者や中間層に向けて提供する。実事例をベースに開発した無料のオンライン講義と、ハンズオン形式の有料セミナーを提供する。
日本マイクロソフトのAIビジネススクールは、経営層やビジネスリーダー(中間層)を対象とした、AI教育プログラムである。ビジネスの意思決定にAIを利用したり、AIを組織に導入したりするにあたって必要になる知識を習得できるとしている(図1)。プログラムは業種業態ごとの実際の導入事例に基づいて作られており、実戦的な方法で習得できるとしている。
図1:AIをビジネスに活用するためには、経営者とビジネスリーダーがAIを知っている必要がある(出典:日本マイクロソフト)拡大画像表示
経営者がAIに対して乗り気になり、事業責任者がAIに触れることが必要
写真1:日本マイクロソフト 執行役員 常務 マーケティング&オペレーションズ部門担当の岡玄樹氏拡大画像表示
これまでのAI教育プログラムは、開発者やデータサイエンティストなどを対象に、開発手法や技術情報を提供するものが一般的だった。一方で、今日では、開発者などの技術層だけでなく、経営層やビジネスリーダー層がAIを理解することが不可欠であるとの認識が広まりつつある。こうした背景を受けてAIビジネススクールを用意した。
AIのビジネス活用は、情報システム部門だけの問題ではない。経営者がAIに対して乗り気になり、事業責任者がAIに触れることが必要である。「AIと経営を融合するビジネスリーダーを育成しなければならない」と、日本マイクロソフトで執行役員常務マーケティング&オペレーションズ部門担当の岡玄樹氏(写真1)は指摘する。AIビジネススクールの作成にあたっては、多忙なビジネスマンでも受講しやすいことを重視したとしている。
●Next:AIビジネススクールで学ぶコンテンツの中身は?
会員登録(無料)が必要です
- 1
- 2
- 次へ >
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-




