現在、「2025年の崖」への危機感から、多くの企業が基幹系システムの刷新に取り組んでいる。ここに紹介する三井不動産は2025年の崖という言葉が登場する以前から基幹系システムのクラウド移行に取り組み始め、2019年4月に本稼働を開始している。本プロジェクトを手掛けたITイノベーション部に話を聞いたところ、プロジェクトを成功に導いた最大のポイントは開発前の綿密な意識合わせと「物言えるIT部門」にあった。
- > 前へ
- 1
- 2
バックナンバー
- コスト削減にとどまらないFinOpsの効果、「スタディサプリ」データ基盤チームの実践─リクルート(2024/12/26)
- デジタルで磨き、尖らす「モノづくり力」─古河電工のDX実践(2024/11/29)
- 次代に向けた技術基盤の“式年遷宮”─NTTドコモのビッグデータ基盤刷新プロジェクト(2024/11/28)
- 基幹システム刷新に再度挑むイトーキ、過去の教訓から描いた“あるべき姿”へ(2024/10/02)
- 「早く失敗し、早く学べ」─生成AIやCPSの活用が導くロート製薬のデジタル変革(2024/07/30)