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特権IDアクセスを仲介して情報漏洩を防ぐ「ESS AdminGate」新版、AWS上のLinuxを管理可能に

2019年12月24日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンカレッジ・テクノロジは2019年12月24日、システムの特権IDの管理や証跡管理などのセキュリティ対策をオールインワンで提供するソフトウェア「ESS AdminGate」の新版「V3.1」を発表した。同日販売を開始した。2020年春の出荷を予定する。新版では、Amazon Web Services(AWS)環境のLinux Serverへのログインなどにも使えるようにした。

 エンカレッジ・テクノロジの「ESS AdminGate」は、業務サーバーやデータベースサーバーへのアクセスを仲介するゲートウェイ製品である。申請ワークフローによる一時的な特権IDの払い出しや、操作内容の記録、自動での定期的なパスワード変更といった機能群を提供する(画面1)。VMware ESXiやHyper-V環境で動作する仮想アプライアンスの形態で提供する(関連記事特権IDアクセスを仲介して情報漏洩を防ぐソフト、エンカレッジ・テクノロジが新版)。

図1:ESS AdminGateの操作画面(出典:エンカレッジ・テクノロジ)図1:ESS AdminGateの操作画面(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 サーバー(LinuxとWindows Server)の操作をゲートウェイによって仲介する仕組み。Linuxについては、SSHログインによるターミナル(CLI)の操作を仲介する。Windowsについては、シンクライアント(RDPプロトコル)によるWindowsの画面操作を仲介する。アクセスの仲介によって、サーバーにログインするためのIDとパスワードを隠ぺいできる。

 アクセス申請の承認ワークフロー機能を備える。承認したユーザーに対して、特権IDを一時的に払い出す。操作ログも記録する。ユーザーによるサーバーの操作内容(Linuxのコマンド入出力と、Windowsの画面操作)を、テキストや動画として記録する。Linux上で禁止コマンドを実行した際には、管理者にアラートを送信できる。

●Next:AWS上のLinuxへのログインなど新バージョンで強化したポイント

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