[事例ニュース]
大阪府、中小企業のDX支援で、IT企業20社とのマッチングプラットフォームを立ち上げ
2020年3月18日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
大阪府の商工労働部は2020年3月18日、大阪府内の中小企業と、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するIT企業グループ「大阪府DX推進パートナーズ」をマッチングさせるプラットフォームを立ち上げたと発表した。同年4月以降、大阪府内の中小企業を対象に、セミナーや説明会を開催する。
大阪府の商工労働部が、大阪府内の中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するプログラムとして、中小企業とIT企業グループの大阪府DX推進パートナーズとをマッチングさせるプラットフォームを立ち上げた(図1)。
![図1:大阪府は、大阪府内の中小企業と、デジタル変革を支援するIT企業グループ「大阪府DX推進パートナーズ」をマッチングさせるプラットフォームを立ち上げた(出典:大阪府)](/mwimgs/7/2/600/img_72d456729708b8e91874e6a39d19dea4865101.jpg)
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府内の中小企業は、このプラットフォームを通じて「困りごと」を提示することによって、大阪府DX推進パートナーズのメンバー企業とつながることができる。「多様なIT企業が参画しているため、一期一会のミートアップ形式と比べてマッチング成立の可能性が高まる」(同府)としている。
また、プラットフォームに課題解決ニーズが蓄積されることで、参加するIT企業のサービスや技術が向上し、さらなる課題解決につながるというメリットもあるとアピールしている。プラットフォームでは、こうしたWin-Winの関係構築を目指す。
プラットフォームの立ち上げにあたり、AI/IoT、BI(ビジネスインテリジェンス)、RPA(ロボットによる業務自動化)などの製品・サービスを持つIT企業19社との間で「大阪府内の産業振興に係る連携・協力に関する協定書」を締結した。この19社に、大阪府と包括連携協定を締結しているNTTドコモを含めた計20社で大阪府DX推進パートナーズが発足した。
大阪府DX推進パートナーズのメンバーで、今回大阪府と協定を締結した企業は以下の19社である。大阪府では、府内の中小企業の多様なニーズにこたえられるよう、今後も「大阪府DX推進パートナーズ」の募集および連携拡大を図っていく構えだ。
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